「3シリーズは失敗しない?」 元E46オーナーが唸る!! 最新BMW3シリーズをマジ購入前提で徹底試乗!

■大柄になってもやはり3シリーズは3シリーズだった!

318iのインテリア。カーブドディスプレイの採用とシフトノブやハンドブレーキがなくなっていることがわかる
318iのインテリア。カーブドディスプレイの採用とシフトノブやハンドブレーキがなくなっていることがわかる

 さて、現行型3シリーズのマイチェンモデルだ。個人的に狙っているのはエントリーモデルの318i標準車(価格548万円)。向かったディーラーには残念ながら318iのセダンが置いてなかったため、ワゴンモデルのツーリングMスポーツ(価格627万円)での試乗と相成った。

 パワートレーンは直4の2LDOHCターボで最高出力156ps、最大トルク25.5kgm。上位グレードの320iとまったく同じパワーユニットを若干デチューンしたものになっている。

 乗り込んで「バフッ!」っという小気味のいいドアの開閉音を聞きながら、おさまりのいいスポーツシートに腰を沈める。例によってMスポーツならではの極太ステアリングの径には手の小さい自分にとっては閉口したが、これも「BMWの方程式」。

■やはり新型にもE46の面影が……

E46型318iセダンMスポーツ。担当はこの320iに乗っていたが、確実に現行型3シリーズにもその走りが受け継がれていると感じた
E46型318iセダンMスポーツ。担当はこの320iに乗っていたが、確実に現行型3シリーズにもその走りが受け継がれていると感じた

 ディーラーから走り始めると、「スルスルスル」ともうすでに滑らかすぎる感触。ヤバい、まだまったくアクセルを踏み込んでもいないのに魅了されてしまっている。以前、ベストカー本誌での撮影で前期型318iツーリング標準仕様には試乗していたことがあったのだが、足が硬めのセッティングとなるMスポーツでも思っていたよりもしなやかだ。

 コンパクトサイズでレスポンスのいい直6NAエンジンを載せていたE46型320iも非常によかったのだが、今回試乗した318iツーリングMスポーツもまた格別。ボディサイズが大柄になり、時代に合わせてダウンサイジングの直噴ターボの時代になっても、またベーシックなBMW3シリーズでもBMWの真髄である「駆け抜ける歓び」がギュッと詰まっていることが再認識できた試乗だった。

 個人的にネックになるのは、あとは318iセダンの標準モデルでも車両本体価格が548万円となり、総額で乗り出し600万円になることくらいか……。っていうか、それが最大の問題になるんだけど(苦笑)。

【画像ギャラリー】かつてBMW E46型3シリーズに乗っていた編集部員が現行型3シリーズに試乗!(25枚)画像ギャラリー

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