■ボーイズレーサー仕様を作っても似合うはず! スズキ イグニス(2022年10月販売台数:159台)
●こんないいところがある!
スズキのホームページで見るとわかるとおり、イグニスは後ろ姿がカッコイイ。外観は下側が広がった台形で、フェンダーも大きく張り出す。ラリーカーのような雰囲気を感じる。日本車というより、欧州製の安価なコンパクトカーを思わせて、以前のスプラッシュに似たところもある。
足まわりは硬めの設定で、少し高い速度域を重視して開発された。このあたりも欧州車風だ。車両重量は2WDなら900kg以下で、操舵感が機敏だからよく曲がる。
ボディが軽いために峠道でも軽快感が伴い、仮に挙動が乱れても収まるのが早い。中高年齢層の皆さんが運転すると、剛性が低くてもボディが軽く、安定して軽快に走った昭和のコンパクトカーを思い出すかもしれない。
●ここを鍛え直したい!
最低地上高を180mmに設定してSUV風に仕上げたから、これからユーザー層を拡大するなら、140mm前後に抑えてエアロパーツを加えたスイフトスポーツ風のグレードが欲しい。タイヤは扁平率を50%とした17インチで、可能であれば5速MTを採用して、ボーイズレーサー風に仕上げる。
スズキにとって小型車のイグニスは、軽自動車を補佐する役割であまり力を入れていないが、手を掛ける価値のある優れた素性を備えたコンパクトカーだ。
●鍛え直し策もういっちょ!
車高を下げるのとは逆に、さらなる車高上げで、よりタフ感をアップさせる手もあり!
【画像ギャラリー】ジムニー スイフトだけじゃないのよ!!! スズキの「惜しいほう(!?)」エスクード・イグニスをギャラリーで見る(19枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方