初心者マークをつけて走る。「分岐点が多い首都高はちょっと苦手かも(汗)」
楽しくハンドルを握っているふたりだが、初々しい初心者マークをつけているだけあって苦手なこともまだある。
「首都高は分岐点が多いし、交通量が多いので苦手です」(明愛さん)、「広い道路の運転は得意ですが、道が狭めで交通量が多い道路の運転は苦手ですね」(千怜さん)と笑う。
車中では、かなりいろいろな音楽を聴いているふたりだが、好みはそれぞれ。明愛さんはONE OK ROCK、千怜さんはKing&Princeを好んで聴く。
当然、曲を口ずさむことも多く、ふたりで歌えば自然にハモることもある、という。「その時、車内で流れている曲、いろいろハモりますね」となんでも自然にハモれるふたり。これも双子ならではの阿吽の呼吸なのだろう。
「コロナの壁」を乗り越え、2023年ツアーは「シンクロ」しながら活躍するに違いない
埼玉栄高校ゴルフ部のアマチュア時代から期待を集めていたふたりだが、プロテストを受けるタイミングで新型コロナウイルス感染拡大という〝壁〟にぶつかった。
プロテストを受験する予定だった2020年は、まさにウイルスが大暴れしており、プロテストそのものがまさかの無期限延期。誰もどうすることができず、プロテストがいつ行われるかもわからない。そんな苦しい状況も、ふたりはじっくりと乗り越えた。
プロテストが行われるのを待つ間に武蔵丘短期大学に入学。学業と練習を両立させながら「その時」に備えた。結局、2021年6月まで延期して行われたプロテストでともに一発合格。翌年の出場権を争うQT(クォリファイング・トーナメント)の結果は今ひとつだったが、出場できる試合で確実に結果を出し続けた。
最終的には、千怜さんが夏場に2週連続優勝を飾り、明愛さんも、優勝こそできなかったが、ポイント制のメルセデスランキング40位でシード権を獲得!
2023年も揃ってツアーでの活躍を誓っている。取材していると、面白いほど受け答えや表情がシンクロするのは双子ならでは! ツアーでの戦いでも、いいほうへシンクロするに違いない。岩井ツインズ、スポーツニュース速報や新聞記事を賑わせてほしい、です!
【岩井明愛/千怜 PROFILE】
■所属:ホンダ
■出身地:埼玉県
■生年月日:2002年7月5日
■身長:161cm(明愛)、162cm(千怜)
■血液型:A型(明愛/千怜)
■出身校:埼玉栄高等学校
■プロテスト合格日:2021年6月25日
■入会日:2021年6月26日(93期生)
■ゴルフ歴:8歳~
■各賞受賞:2022年敢闘賞(千怜)
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