■今や走破性がメインじゃない!? 使い勝手が主眼に
5ドア(ロングホイールベース)のメリットは前述したように、直進安定性の高さや室内空間の拡大が挙げられる。また後ろに2枚ドアが追加されることで日常での使い勝手(乗降性)などが大きく向上するというのもメリットと言えるだろう。
近年のSUVでは走破性にそこまで比重を置くユーザーは多くなく、どちらかと言えば日常の使い勝手や運転のしやすさなどを重視することがほとんど。そもそも多くのSUVはモノコックボディを採用しており、ヘビーデューティーな悪路を走りまくることはほぼ想定していないと言ってもいい。
そのため今のSUVユーザーの多くは、一般的な乗用車よりも少し高められた車高や大径化されたタイヤで少し走破性が高められていれば十分満足で、それよりも日常の使い勝手を優先する人が多くなっており、メーカーもそれに合わせて5ドアを設定しているというワケなのだ。
逆に言えば今でも3ドアや2ドアを設定しているジムニーやディフェンダー、ラングラー(こちらは限定車となるが)などは、走破性を重視した本格的なオフローダーということができるのである。
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