■ベストセラーモデル、N-BOXの飛び道具と弱点とは?
軽四輪車の暦年新車販売台数8年連続でNO.1を誇るベストセラーのN-BOX。もはやN-BOXに関してはクルマの出来のよさは熟成域に達しており、弱点はないのではと感じる人も多いだろう。そこをあえてピックアップしていきたい。
N-BOXはコクピットの質感の高さ、室内の広さ、運転のしやすさ、乗り心地、扱いやすさのバランスがとても優れているクルマだ。突出した飛び道具はないものの、やはり真っ先に挙げたいのは、室内の広さではないだろうか。
Bピラーレスのスライドドアや工夫を凝らしたリクライニング機構が光るタントのよさにも目移りしてしまうが、やはりN-BOXの飛び道具は、燃料タンクを前席の下に搭載したセンタータンクレイアウトにあると思う。
床も低く、後席を跳ね上げれば背の高い観葉植物やベビーカーも縦に積むことができるし、ラゲッジルームの床も低いので自転車を積む際も前輪を大きく持ち上げる必要もない。
またユーザーからの要望が多かった電子式パーキングブレーキやオートブレーキホールドが2021年12月の一部改良で標準装備となり、合わせて「Honda SENSING」のアダプティブクルーズコントロールが渋滞追従機能付にアップデートし、高速道路での渋滞時などのドライバーの負担を軽減することとなった。
一見、まったく弱点がないようにも見えるが、実はある。その前にフルハイブリッドはおろか、マイルドハイブリッドがないじゃないかと、突っ込まれそうだが……。
N-BOXはインパネの最上部に装着されたメーターは見やすいが、上端の位置が高いから前方視界は良くないし、圧迫感も少し感じる。
身長170cmの大人4名が乗車した場合、後席のスライド位置を後端に寄せたときの膝先スペースは、タントとスペーシアが握りこぶし3つ半、N-BOXは握りこぶし4つに達する。
ただし、後席は頭上と足元の空間は広いが、タントなどに比べて座面の柔軟性が乏しい。後席を格納して荷室を広げる機能を重視したからだ。
また後席を格納する操作は簡単で、背もたれを前側に倒せば良いが、広げた荷室の床面には少し傾斜ができる。平らな荷室にはならない。
といった具合に、強いて弱点を挙げてみたが、弱点以上に魅力があるからN-BOXは売れているのだ。
ちなみに2023年秋に登場予定の新型N-BOXの電動化がどれほど進んでいるのか、期待して待ちたい。
【画像ギャラリー】売れるクルマに訳がある! セレナ プリウス N-BOXの「飛び道具」と意外な「弱点」を写真でチェック!(16枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方セレナやN-boxの評に疑問なげかけてたコメントたちは消え、プリウスに同上のコメントだけ残ったのは
何か意図があるのかなと思ってしまいました。他の記事でも同様に選択削除されてるのかな?
おそらくそうでしょうね。
私も何度か否定的な意見をコメントした事がありますが、殆どは消されました。
個人的にはヘッドアップディスプレイが無くなったことが一番衝撃。
アクアやヤリス、カローラくらすでも上位には存在するのに残念すぎる。
記事にある通りアダプティブハイビームも無くした意味が分からない。
あのスタイリングが気に入った人は良いかもしれないが、正直あんまり
魅力を感じない。 ここの記事が新型プリウスめっちゃいい!!って
推しすぎるのが少し気持ち悪い。