かつて「ミュー」と呼ばれる3ドアSUVを発売していたいすゞ。惜しくもその系譜は21世紀はじめに途絶えてしまったが、なんと、その血統を受け継ぐ実にカッコいいSUVが東南アジアで市販されていた。その名は「ミューX」。いすゞさん、これ日本発売なんとかなりませんか!?
文/ベストカーWeb編集部、写真/いすゞ
■海外じゃピックアップトラックもすごいいすゞ
日本ではバスやトラックのイメージが強いいすゞだが、海外に目を向けるとピックアップトラックやSUVメーカーとしても健闘している。実際、タイで生産しているピックアップ「D-MAX」はトヨタ・ハイラックスをおさえて同国の販売台数でトップだし、走りのよさからオセアニアや中東でも引っ張りだこの状態だ。
そして注目したいのが、そのD-MAXには派生車種としてSUVモデルが存在すること。それが今回紹介するミューXなのだが、こいつがまた日本市場でもバカ売れしそうなカッチョイイクルマなのだ。
ミューといえば、かつていすゞが日本でも発売していたSUVが思い出される。あのクルマは個性的な3ドアだったが、ミューXは4ドア+リアハッチというオーソドックスな5ドア。
全長が4850mm、全幅が1870mmというからトヨタのランドクルーザープラドに似たサイズ感だが、ミューXの造形はプラドより乗用車的でとっつきやすい。精悍なフロントマスクは力強さに満ちていて、前後ライトユニットはLED。日本の街中においても並みのSUVに負けることはないだろう。
ベースとなるラダーフレームや主要コンポーネントは、前述した通りピックアップトラックのD-MAXと共通。D-MAXのタフさについてはアジアクロスカントリーラリーでも証明済みだが、ミューXはその素性をしっかり受け継いだうえで、大人5人+2名が乗れる3列シートも備えている点がミソだ。
コメント
コメントの使い方買う買う詐欺が多いからね。
いすゞ様我が国の当社のクロスカントリーSUVのイメージキャラクターはジムニーが全てではありません。ジムニーの5ドア生産なんかよりもエスクード生産のテコ入れと、ミューX国内生産とビッグホーン再販をお願い致します。