■イギリスが左側通行なのは馬車に由来?
ちなみに「そもそもなんでイギリスが左側通行なのか」という疑問だが、決定的な答えは見つからなかった。ロンドンブリッジの交通ルールが起源という説もあるが、比較的有力なのはイギリス式馬車の使い勝手に由来する説だ。
イギリス式馬車には御者台があり(フランス式は御者が乗馬して操った)、御者はそこに座って右手で鞭を振る。つまり馬の右側に鞭が当たるわけで、すれ違うときには左側通行のほうが馬をコントロールしやすい。その習慣がそのままクルマ社会に持ち込まれ、左側通行&右ハンドルが生まれたというわけだ。クルマが馬車から発展したことをしみじみ実感できる話ではある。
ちなみに日本は島国なので心配無用だが、右側通行国と左側通行国が接している場合は頭の切り替えが必要になる。たとえばタイは左側通行だが、ミャンマーやカンボジア国境で右側通行に走行レーンが入れ替わる。人々が器用に対応している様はしばし見とれてしまうほど見事だ。
海外旅行も復活しそうな気配。どっち側通行の国でも安全運転を心がけよう。
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コメント
コメントの使い方日本はサムライのせいでいいとして、なぜイギリスとアメリカが違うんだよな?
それと、終戦後独立した韓国って日本と同じ左側通行だったのに切り替えたのもなぜよ。