レクサスの主力SUVとして君臨するRX。2022年11月のフルモデルチェンジにより今までのレクサスの象徴「スピンドルグリル」がボディと一体化した「スピンドルボディ」へと進化したほか、パワートレーンや技術的な観点でもレクサスが新世代と位置付ける最新SUVとして語るべき点がたくさんある。そこで、新型RXは先代型からどれほどの進化を遂げたのかチェック!!
※本稿は2023年1月のものです
文/ベストカー編集部、清水草一、橋本洋平、写真/ベストカー編集部、レクサス
初出:『ベストカー』2023年2月26日号
■新世代デザインに多彩なパワートレーンが特徴!!
グローバルで見ればレクサスの最量販モデルで、屋台骨を支えるRX。フルモデルチェンジで「スピンドルボディ」と呼ばれるグリルと一体化したボディシェイプを作り上げた。
パワートレーンは2.5L・THS(プラグイン)を主軸としながら2.4Lターボ、さらに2.4Lハイブリッドをラインナップするなど多彩。
●FMCのポイント
・スタイリッシュにブラッシュアップされたスピンドルボディ
・新型クラウンにも採用される2.4Lターボハイブリッドを設定
・プレミアムSUVと呼ぶにふさわしいインテリアの質感
■清水草一氏の評価は?
スピンドルボディになったフロントフェイス、ボンヤリした感じでイマイチパッとしないなぁ。前のほうがキリッとしててよかったんじゃないか。シャシーの進化は明確で、乗り味がぐっとしっかりした。おかげで乗り心地がいいし、操縦安定性も大したもんだ。
ただ、エンジンは全モデル4気筒になって、なんだかちょっとフィーリングが安っぽいんだよね。先代の4発2Lターボに比べればオッケーだけど、V6ハイブリッドは直4ハイブリッドと直4・PHEVになったので、エンジンが回っている時のフィーリングはいまひとつ高級感に欠ける。
●清水氏による新型レクサス RXの進化度採点簿(※先代を100とした場合の進化度)
・エクステリアデザイン……80
・インテリアの質感……100
・先進的テクノロジー度……110
・パワートレーンの評価……110
・操縦性能の評価……130
・乗り心地の評価……120
・コストパフォーマンス……90
・総合進化度……98
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