「強者どもが夢の跡…」お祭り騒ぎのなかで登場したクルマのその後

初代&2代目ともに出足は絶好調! そしてまさかの新型登場!? 「スバル レヴォーグ」

「強者どもが夢の跡…」お祭り騒ぎのなかで登場したクルマのその後
初代スバル レヴォーグ。今回とりあげたクルマのなかでは登場が2014年と新しく、レガシィツーリングワゴンに代わる国内向けモデルという立ち位置だった

 SUVやミニバンに少々お株を奪われた感はあるが、実用性の高いツーリングワゴンはまだまだ根強い人気を誇っている。スバル製ツーリングワゴンのレヴォーグもまた、そうしたクルマの一台だ。

 レヴォーグが登場したのが2014年。一時期はツーリングワゴンの代名詞的存在だったレガシィが北米市場を意識して大型化し、それに代わる国内向けのモデルがレヴォーグだった。発表されたのは4月で、実際の発売は6月だったが、9月には月間6800台の売り上げを記録するなど、好調なスタートを見せた。

 2014年のレヴォーグ販売期間は7カ月ほどだったにもかかわらず、この年の総販売台数は3万258台と多く、これが最終的に初代レヴォーグの年間最高販売記録になっている。もちろんどんなに人気のあるクルマでもそれが永遠に持続することはなく、初代レヴォーグ最終年の2020年は販売台数が1万2111台にまで落ちている。

 そんなレヴォーグ人気の陰りを吹き飛ばすことに成功したのが2021年11月販売開始の2代目だった。最新運転支援システムのアイサイトXはこの2代目レヴォーグから採用され、エクステリアのデザインも一新。それでいて販売価格も抑えられた2代目レヴォーグは、初代同様にヒットモデルになった。

 発売から1年以上が経過したレヴォーグは現在でも好調をキープしているが、なんとさらに新しいモデルが登場するという情報もある。レヴォーグの隠し玉とも言われるモデルはクロスオーバーSUVのレヴォーグアウトバックスポーツ(仮称)だ。

「アウトバックスポーツ」はかつてスバル インプレッサのクロスオーバーモデルに与えられていた名称であり、それがレヴォーグにも加わるのは驚き。ツーリングワゴンをベースに、悪路走破性も高められたレヴォーグアウトバックスポーツの可能性は無限大とも言えるだけに、このウワサがホンモノであることを願いたい。

 新型車にとって、どういうデビューを飾るのかはきわめて重要ではあるものの、それが重荷になってしまうケースも少なくはない。とはいえ、やはりプロモーションが販売に及ぼす影響は無視できないものがある。このあたりはメーカーの宣伝担当者にとっても永遠に悩みの種になるだろう。

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