「期待薄車」だったのにバズってびっくり!? 売れちゃった…のはなぜ? 

過去にはこんなクルマが売れていた!?

●トヨタ パッソセッテ

好評の秘密はドコにあった!? 予想外のヒットを飛ばしたクルマたち
作ったトヨタも驚くほど初動が良かったというパッソセッテ(2008年)。3列シートを持ったパッソのロングホイールベース仕様で、主婦層を中心に人気を集めた

 2008年末にトヨタから発売された3列シートのコンパクトミニバンがパッソセッテ。その名のとおりコンパクトカーのパッソがベースで、ホイールベース延長によって7人乗りを実現している。

 パッソセッテは、実用性の高さや149万円~という手の届きやすい価格など優れた点も多かったが、正直いって地味なモデルではあった。

 しかし、これが主婦を中心としたファミリー層にウケて、発売開始から1カ月で目標の3000台を大きく上回る5000台の受注を記録している。

 ただし、初動は良かったもののその後の販売は伸びず、2012年には後継車を残すことなくモデルの寿命を終えている。

●日産 180SX

好評の秘密はドコにあった!? 予想外のヒットを飛ばしたクルマたち
日産 180SX。結果的に1代限りのモデルとなったが、販売期間は10年と長く、マイナーチェンジを重ねるごとに人気を高めていったという珍しいクルマだった

 5代目の日産 S13型シルビアと共通のプラットフォームやエンジンを使用して1989年に誕生した180(ワンエイティ)SX。

 4代目シルビアまではラインナップされていた3ドアハッチバックモデルを5代目シルビア発売と同時に独立させたのが180SXだったが、あくまで日産の主力はシルビアだった。

 だが、S13型シルビアより1年遅れで国内市場に投入された180SXは徐々に人気を集め、出力向上を果たしたマイナーチェンジ版(1991年登場)でその人気は確固たるものとなる。

 そこからは人気車種としての地位を固め、シルビアがS14型にモデルチェンジされた1993年以降も販売が続けられ、1999年まで生産されるという息の長いモデルになった。

 180SXが長寿モデルとなったのは少々意外な結果であったが、オシャレ感を強調したシルビアに対し、走り重視という180SXの硬派さが評価されたともいわれている。

●スズキ ワゴンR

好評の秘密はドコにあった!? 予想外のヒットを飛ばしたクルマたち
初代スズキ ワゴンR。若者層を中心に人気を博し、実用的かつオシャレという、新たな軽自動車の魅力を開拓したエポックメーキングな一台

 初代ワゴンRの登場は1993年。軽自動車にしては異例に背の高いフォルムによって居住性の良さと荷物積載量の多さを実現していたが、まだ市場に馴染みのないジャンルだけあって、どこまで売れるかは不透明だった。

 だが、このワゴンRは、スズキがあわてて生産ラインを拡張するほどの予想以上の大ヒットモデルになった

 その後はライバルが増えたこともあって一時期のような寡占状態ではないものの、現在でもシリーズは続いている。

意外に売れた海外のクルマたち

●テスラ モデルS

好評の秘密はドコにあった!? 予想外のヒットを飛ばしたクルマたち
アメリカのテスラ・モーターズが2012年から販売している電動4ドアセダンのモデルS。それまで懐疑的だったEVへの印象を覆して世界的なヒットモデルに

 テスラ モデルSは、アメリカのEV(電気自動車)メーカーのテスラがスポーツカーのロードスターに続く第2弾で市場に投入したセダンモデル。

 モデルSが発売されたのは2012年で、この時点でのEVに対する市場の反応は微妙なものだった。だが、その後一気に脱ガソリンエンジンの流れが進み、モデルSもこれを追い風にして一気にシェアを拡大していった。

 2015年には世界のEV・PHEV(バッテリー充電式ハイブリッド)売り上げで見事1位に輝き、以降も好調な販売成績を残している。

 時流にうまく乗ったことも大きいが、モデルSがここまで売れたことに驚く人も少なくはなかった。

●ポルシェ カイエン

好評の秘密はドコにあった!? 予想外のヒットを飛ばしたクルマたち
ポルシェが初めてリリースしたSUVのカイエン。2002年の登場に驚かされた人は多かったが、好調なセールスを記録し、現在でも続くシリーズとなった

 それまでスポーツカーメーカーとして確固たる地位を築いていたドイツのポルシェが、2002年に自社初のクロスオーバーSUVモデルのカイエンを発売した。

 ルックスには既存のポルシェのイメージを残すものの、従来とはまるで異なるジャンルのクルマであるカイエンの登場を意外に思う人は多く、実際このカイエンが市場に受け入れられるのかは未知数だった。

 しかし、ポルシェが「スポーツカーの新しいかたち」とうたうカイエンには十分な訴求力があり、実際の売れゆきも申しぶんなかった。

 初代モデルの発売から21年が経過した現在では3代目カイエンが現役で活躍していて、今後もその人気を維持しそうだ。

 ここまで「予想外に売れた」クルマを見てきたが、ヒットの共通理由にはやはりクルマの出来が良いということがあげられる。もちろんそのほかの要因や時代の後押しがあったのも事実であり、将来もまた思わぬクルマがヒットする可能性は高い。

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