三菱のガソリン新型車開発終結は寂しいぞ!! 三菱は今後どう生きるべきか?

■注目はXFCコンセプト!

XFCコンセプトはすでにデザインを発表している。ぜひ日本市場にも導入を!
XFCコンセプトはすでにデザインを発表している。ぜひ日本市場にも導入を!

 ということで6車種のうちの大注目車が、すでにデザインを発表している『XFCコンセプト』。純エンジン車として発売されるものの、電動化も考えているらしい。現行アウトランダーのプラットフォームは日産やルノーとの調整が必要なので、先代アウトランダーに近いプラットフォームなのかもしれません。なかなかカッコいいのでぜひ日本投入を考えて欲しい。

 もうひとつの注目車が6車種に含まれていなかった新型エクスパンダー。現行エクスパンダーは東南アジアでの大人気車種。新型からハイブリッドモデルもラインナップさせるようだ。

 新型トライトンとXFCコンセプト、エクスパンダーで東南アジア市場を充実させていく戦略がハッキリ見えてくる。とても堅実で成功率高いと思う。日本もリーズナブルな東南アジア車を入れたらいい。

 アメリカと欧州についていえば、欧州はルノーと、アメリカが日産といった具合でアライアンスを使って車種を投入。その間、車種開発を行うということなんだろう。ただ、欧州もアメリカも電気自動車を持っていないと勝負にならない。

■中国市場からは撤退か?

中国では2022年に投入された現行型アウトランダーは大量の在庫を抱えて工場を止めなければならなかった事態に陥った
中国では2022年に投入された現行型アウトランダーは大量の在庫を抱えて工場を止めなければならなかった事態に陥った

 ということから今回エンジン車の開発をしないという決断になったと予想する。肝心の電気自動車については、日産とルノーの電気自動車専門会社と連携か?

 今回の商品計画でたいへん興味深かったのは、中国向けのクルマがまったく存在しなかったこと。2022年に投入した現行型アウトランダーは大量の在庫を抱えて工場を止めなければならなかったほど。

 中国市場を維持しようと思ったら大急ぎの電気自動車投入しか手がない。それを持っていないということは、撤退を意味する。三菱の中国撤退がウワサになっているものの、商品計画なしじゃ戦えない。

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