この時代に5リッターエンジンってマジ!? レクサスISは10年目にして未だ買いのワケって?

この時代に5リッターエンジンってマジ!? レクサスISは10年目にして未だ買いのワケって?

 登場から10年が経過しそうなレクサスIS。改良が加わるたびに熟成度が増していき、その進化幅はレクサスRCを超えるレベル!! 初期モデルとは別次元の走りを見せたISの進化を辿っていこう。

※本稿は2023年4月のものです
文/片岡英明、写真/LEXUS、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年5月10日号

■認定熟成車/レクサス IS

レクサス IS
レクサス IS

・現行型登場:2013年5月16日
・熟成期間:9年11カ月

●完熟への足跡
・2013年5月16日デビュー
・2014年7月3日 一部改良
・2015年7月23日 2Lターボ追加
・2016年10月20日 マイチェン
・2018年8月23日 一部改良
・2020年11月5日 ビッグマイチェン
・2021年9月9日 一部改良
・2022年8月25日 一部改良。IS500 Fスポーツパフォーマンス国内導入

■登場から10年の歳月が実力と洗練度を高める

ISのパワーユニットは、3.5L・V6を頂点に、2.5Lハイブリッド、2Lターボを設定。2022年に登場したIS500は481psの5L・V8を搭載
ISのパワーユニットは、3.5L・V6を頂点に、2.5Lハイブリッド、2Lターボを設定。2022年に登場したIS500は481psの5L・V8を搭載

 今では希少なミドルクラスのプレミアムFRセダンだ。兄弟関係にあるRCより1年早く、2013年春に発売した。間もなく登場から丸10年になるが、その間に定期的に商品改良に取り組み、実力と洗練度を高めている。

 パワーユニットは3.5LのV型6気筒を頂点に2.5L直列4気筒にモーターのハイブリッドを設定。ハイブリッド車には路面を選ばずにしたたかな走りを見せる4WDも設定した。

 そして2015年夏、2Lの直噴ターボを投入している。2016年と2020年秋には大がかりなマイナーチェンジも断行した。この結果、ボディが強化され、足も滑らかに動くようになっている。

 そして特筆したいのは、2022年夏に5LV型8気筒を積む高性能なIS500を日本仕様で投入したこと。

 エンジンはパワフルだし、ボディやサスペンションの剛性もアップした。先代の「F」とは比べ物にならないほど、走りの質感は大きく向上。意のままに走る、大人の高性能スポーツセダンに仕立てられている。当然、専用装備をおごるファーストエディションは完売した。

■熟成によって初期モデルからは別次元の走りに

横基調のデザインが特徴的なインパネ。10.3インチワイドモニター搭載
横基調のデザインが特徴的なインパネ。10.3インチワイドモニター搭載

 最初は、レクサスブランドとして剛性面でも足の動きでも物足りなく感じた。が、真摯に改良を続けることでさらに魅力的なプレミアムスポーツセダンへと成長を遂げたのだ。

 伸び幅はクーペのRCより大きく、完熟の域に達した。さすがに外観やインテリアのデザインには古さが見られ、新鮮味は失せている。だが、初期モデルから乗り換えると明らかに次元の違う走りであることがわかるはずだ。

次ページは : ■初期型とは次元の違う走りだ!

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