残念なことにモデルライフが長いからといって熟成されているとは限らない…… 今回は登場から長い年月が経っているにも関わらず、ベストカーが認めるほど進化を遂げなかったクルマ3台を紹介していこう。
※本稿は2023年4月のものです
文/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2023年5月10日号
■はたして「モデルライフの長さ=熟成期間」なのか!?
モデルライフの長いクルマはたくさんある。例えばエルグランドは現行型のデビューは2010年8月なので、すでに12年7カ月が経過している。
ハイウェイスター系統のフロントマスクを大型グリルに変更する大幅マイナーチェンジを実施したのが2014年1月なので、そこから起算しても9年3カ月。
その後、2020年10月に安全装備の強化を中心としたマイナーチェンジを実施しているものの、「完熟グルマ」と呼べるほどの進化を遂げたとは言えないため、認定からは漏れてしまった。
■熟成を待たずに販売終了も
トヨタ ルーミー/ダイハツ トールもコンパクトクラスとしてはモデルライフが長く、すでに6年5カ月が経過している。
2020年9月のマイチェンで安全装備が強化され、衝突軽減ブレーキの検知対象に同方向に走行する自転車や二輪車が加わり、夜間の歩行者検知にも対応するなど進化をしている。EPBを採用し、ACCが全車速追従となったのもうれしい進化だ。ただ、操安やパワートレーンの熟成はほとんどない。
カムリは登場から5年9カ月でいよいよこれから熟成期間か? と期待したものの、2023年いっぱいで国内販売を終了するというので残念だ。
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