不景気だってとことん遊べる!! 安い! 楽しい! 使える! いま再評価すべき軽トラ4選

新車で買える!! 遊べる軽トラ4選

 ここからは現在新車で購入できる軽トラの注目モデルを紹介していこう。

●ダイハツ ハイゼットトラック
(新車価格:90万2000円~124万3000円)

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ダイハツ ハイゼットトラック。現在では貴重になった自社生産の軽トラであり、他メーカーからも名称を変えて販売されている。写真は現行型の10代目だ

 現行モデルが通算10代目となる定番中の定番軽トラがダイハツ ハイゼットトラックだ。

 初代モデルの登場は1960年と古く、現行の軽トラでは最も長い歴史を持つのがハイゼット。英文字でのつづりは「HIJET」だが、先行していたミゼットとの関りからハイゼットと呼ばれている。

 レイアウトと駆動方式はFR(フロントエンジン・リアドライブ)で、これはスポーツ走行をするには少々不利。一般車ではスポーティなFR方式だが、エンジンをリアに搭載して良好な操縦性を発揮するモデルが存在していた軽トラでは、駆動輪にトラクションをかけにくいという難点にもなる。

 とはいえ総合点は高く、2014年登場の現行モデルは根強い人気を保っている。

●スズキ キャリイ
(新車価格:75万2400円~144万7600円)

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現行型スズキ キャリイ。マツダ スクラムトラック、日産NT100クリッパー、三菱 ミニキャブトラックもこのクルマのOEMモデルであり、4兄弟の長兄といえる

 スバル サンバーから遅れること8カ月、1961年10月に販売が開始されたのがスズキのキャリイ。

 初代キャリイはトラックとバンタイプの2モデルが登場し、しばらくはこの2バージョンで展開されるが、1985年登場の8代目からはトラックのみとなり、キャリイバンはエブリイに車名が変わっている。

 現行のキャリイは11代目でデビューは2013年。先代まで2種類あったホイールベースがショートに統一され、乗降性も向上している。

 エンジンは車体中央に縦置き搭載。燃費も5速MT仕様で18.6km/Lと優れた数値を叩き出している。

 2014年には5速MTをベースにクラッチ&シフト操作を自動で行うAGS(オート・ギヤ・シフト)モデルも登場した。

●スバル サンバートラック
(新車価格:96万8000円~124万3000円)

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スバル サンバートラック現行型。現在はダイハツ ハイゼットトラックをベースにしたOEM車両で販売されていて、スバル製造モデルは先々代で終了している

 1961年にデビューすると、その後は軽トラのイメージリーダー的な存在になり、多くのファンを獲得したスバル サンバートラック。

 現在も販売が続けられているサンバー トラックだが、実は自社設計モデルは2012年に生産終了した6代目までで、7代目、そして現在の8代目モデルはダイハツ ハイゼットトラックのOEMモデルである。

 人気モデルの事実上の生産終了はファンにとってさみしい限りだが、後述の理由もあってそれも仕方ないことといえる。

●トヨタ ピクシストラック
(新車価格:108万3500円~135万3000円)

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トヨタ ピクシストラック。写真は2014年にモデルチェンジされた現行の2代目モデル。このシリーズは農業での利用をターゲットにしたラインナップを展開する

 トヨタが軽トラを販売しているというと意外に思う人も多いかもしれない。だが、ピクシストラックは立派な現行モデルであり、初代モデルの発売は2011年と、軽トラのなかではかなり新しい。

 実はこのピクシストラックもダイハツ ハイゼットトラックのOEMモデルで、初代は9代目ハイゼットトラック、現行の2代目は10代目ハイゼットトラックと事実上の同一車種になる。

 これは現在のダイハツ&スバルがトヨタのグループ(提携)企業であることが大きな理由だ。

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