新採用の2.4L直4ターボハイブリッドは、先代比およそ2倍の最大トルク
新型タコマの注目ポイントは、2つの新しいグレードだ。そのひとつ「トレイルハンター」は、よりハードな用途に耐えうるようカスタマイズされたスペシャルモデル。Goodyear製33インチ大径R/Tタイヤや、2.5インチサイズの鍛造ショックアブソーバー、フロント2インチ、リア1.5インチの車高アップなどが施された。
もうひとつの「TRD Pro」は、より高速で砂漠を走行するシーン向けにカスタマイズされており、フロントサスのジオメトリ改善とバネ下軽量化を狙ったTRD専用のアッパーコントロールアームや、3段階に調整可能なショックアブソーバー、また、IsoDynamicパフォーマンスシートという特許出願中のデバイスなども追加。このアイテムは、シートに取り付けたオイルショックアブソーバーで、頭と首の動きを安定させて背骨との位置を保ち、ドライバーの上下と左右の動きを緩和することで、ドライバーと助手席乗員の安心感を高めるという。
パワートレインも注目だ。新型タコマでは、先代のV6エンジンに代わって、2.4Lの直列4気筒ターボエンジン「i-FORCEエンジン」を採用。標準グレードに採用されており、最高出力278HP(281ps)、最大トルクは317 lb.-ft(429 Nm)だ。さらに一部の上級グレードと、TRDプロ、トレイルハンター用には、この「i-FORCEエンジン」にモーターとバッテリーを組み合わせたハイブリッド「i-FORCE MAX」を用意。最高出力326HP(330ps)、最大トルクは465 lb.-ft(630 Nm)にもなり、先代V6エンジン比で、トルクはなんとほぼ2倍だ。
駆動方式はFRもしくは4WD、トランスミッションは8速ATに加えて、ガソリン車では6速MTも選べる。
新型プラドにターボハイブリッドが搭載されるのでは!??
新型タコマのガソリンモデルは2023年後半に発売予定、ハイブリッドモデルは2024年初めに登場する予定だという。この新型タコマが、日本市場へ導入される可能性は限りなくゼロだが、ボディサイズ的に近いプラドに、新型タコマに搭載された2.4L直列4気筒ターボハイブリッド「i-FORCE MAX」が搭載される可能性は十分にある。
プラドについては、2023年内のフルモデルチェンジか予想されており、そうなると、プラドがランドクルーザーよりも先に、次世代のハイブリッドユニットを搭載することになる。また、2023年6月9日にワールドプレミアとなるレクサス新型GXにも搭載される見込み。こちらも非常に楽しみだ。
【画像ギャラリー】大迫力のフロントフェイスに進化した、トヨタ新型「タコマ」(16枚)画像ギャラリー
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