2.4Lエンジンを搭載し、国産で数少ないFRクーペボディを採用するGR86。話題性はあったものの販売台数は月平均で790台と少な目。とあるものを付け加えればさらに売れるかも!?
※本稿は2023年4月のものです
文/岡本幸一郎、写真/TOYOTA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年5月26日号
■こんなクルマ&発売後の概況
国産で希少なFRスポーツクーペ。BRZを優先生産する時期はあったものの、登場から約2年半でこの数字は寂しい。トヨタの販売力があればもっと売れていいモデルだ。なんとかテコ入れしたい! GR86のテコ入れ策、岡本幸一郎さん、教えてください!
■このクルマのテコ入れ策
スポーツカー不遇の時代に健闘しているほうだとは思うけれど、もっと売れるようにするために必要なものは?
ひとつはやっぱりモアパワーじゃないかな。後付けできる過給機のキットも販売されているけど、いざ付けるとなるとハードルは高い。純正で、あまり価格が高くならない程度で選べると、飛びつく人は大勢いると思う。それをあくまでGR86としての範疇の価格帯で販売する。
FA24もよくできているけど、エンジンにもっと注目要素がほしい。GRヤリスやGRカローラのような象徴的な高性能エンジンが、GR86にもあったほうがいい!
もうひとつの提案は既存グレードの価格引き下げ。現状、全体的にやや割高な印象を持つ。1割ほど安くなるとイメージがまったく変わり、もっと多くの人の購買意欲が湧くと思いますよ。
(岡本幸一郎)
●トヨタ GR86(RZ/FR・6MT)主要諸元
・全長×全幅×全高:4266×1775×1310mm
・パワーユニット:水平対向4、2.4L(230ps/25.5kgm)
・WLTCモード燃費:11.9km/L
・価格:265万~456万円
コメント
コメントの使い方2000GTとして出せばよかったのにね。200万以内で買える1600ccのボーイズクーペではない。
トヨタは根本的なところをワザとミスリードするのか履き違えているのかとにかく変な会社だ。
例えばスバルがFA20+ターボ、トヨタがFA24(メーカーは逆でもいい)とかやりようはあるだろうけどな。
もっともターボの冷却系の設置ができないぐらい、エンジンルーム狭いんじゃなかったけ?
クラッシャブルゾーン無視したワンオフやDIYならターボもスーチャーも取付例たくさんありますが、
そもそもボクサーにターボは水平対向の低重心さをスポイルしてしまうので、元が高いSUV系なら兎も角、低重心命のFRスポーツにはお勧めしかねます。
遠回しにターボがあればって言ってるのと同じ。
自動車雑誌の記事としてよく調べてもう少しまともな記事を書かれた方が良いのではないでしょうか。
GR86は受注受付停止してて注文すら普通に出来ない状態なのにテコ入れって普通は考えられないと思いますが。
去年のオートサロンでの来場者投票では86BRZが1位でした。
これだけ車好きに支持されているのにテコ入れなんて余計なお世話です。
ZC6/ZN6でモアパワーを言われたからレスポンスのいいNAのままパワーを得たのが現行のZN8/ZD8です。
乗れば分かりますがトルクも全域良くて富士とか高速サーキットでなければパワーは十分。
そして現状で「ありえないくらい割安」です。欧州で580万でも即完売、それだけの価値がある車が300で買える唯一の国が日本です。
理由があるとすれば、乗って走り込んでも無いメディアや個人のネガ記事&動画です。