現在の相場は、2018年式で税込190~320万円、2020年式で210~350万円
現時点(2023年5月末)の後期型エスクァイア中古車相場は、ガソリン車が2018年式で税込177~269万円、2019年式は164~300万円、2020年式は190~320万円、2021年式は235~348万円。ハイブリッド車だと、2018年式は税込215~269万円、2019年式は255~389万円、2020年式は255~368万円、2021年式は275~359万円、といったところ。5~6年落ちとなる2018年式でも相場は高い(検索条件は、「エスクァイア、走行距離3万キロ未満、修復歴無し」)。
同年式、同走行距離、同ボディカラーであっても、販売店によって大きく開きがあるのは、昨年9月ごろの中古車高騰相場の影響を引きずっている影響が高い。業者向けの中古車オークションでは、エスクァイアの中古車相場はこの半年で70万円以上も大きく下落をしているので、時間をかけて探せば、程度が良く、価格の安い個体を見つけることはできるはずだ。
■トヨタ「80系エスクァイア」 2018年式 3万キロ未満」
■トヨタ「80系エスクァイア」 2019年式 3万キロ未満」
■トヨタ「80系エスクァイア」 2020年式 3万キロ未満」
■トヨタ「80系エスクァイア」 2021年式 3万キロ未満」
「5年落ちの間に手放す」ことが賢い売り方
そして、手放す際のポイントは、売却するタイミングだ。中古車買い取り業者によると、エスクァイアの中古車は、バングラデシュとロシアへ多く輸出されているそう。海外への輸出には、輸出先の国の規制に従わなければ輸出ができないが、バングラデシュの場合、この規制は「製造から5年落ちまで」。この規制にかからない年式のうちに手放すと、(需要が多いことから)下取りで損をすることは少なくなる。
「製造から5年落ちまで」ということは、5年落ちの年(今年2023年でいえば2018年式)の年末までが、バングラデシュに輸出できることなる。輸送期間も考慮して、5年落ちとなる年の10月ごろには売却したいところだ。前述した「ハイブリッド Giを狙ってほしい」というのは、バングラデシュ行の多くがハイブリッド Giであるためだ。リセールを考えるならば、輸出されやすいグレードを買い、輸出規制にかからないうちに売却する手段をとることが鉄則だ。売却タイミングも考慮して、時期が来たら、より高く買い取りをしてくれるところを見つけてほしい。
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トヨタの使い勝手のいいミニバンでありながら、ノア/ヴォクにはない高級感が魅力のエスクァイア。ちなみに、ボディカラーは、「ホワイトパールクリスタルシャイン」や「ブラック」、「ブラキッシュアゲハガラスフレーク」(紫色)がおすすめだ。ぜひ本稿を参考に、お得にエスクァイアを楽しんでほしい。
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