■フィットやトールのはめ殺しガラスは三角窓にならないか?
とはいえそれから50年が経ち、復古調のクルマが人気を博す時代となった。環境面でも省エネが喜ばれる時代だから、エアコンに頼らず外気を取り入れる三角窓というのは支持を集めそうな気がする。復活の可能性はないのだろうか。
ネックとなってくるのは、コストと空力だろう。本来不要な部分にA’ピラーを追加し、ガラスを分割させて開閉機構を持たせるのは結構なコストがかかる。場合によってはドアミラーの形状や取り付け位置も変更が必要となるかもしれない。
加えて窓を開けて外気を取り込むことは空力特性を大幅に悪化させるから、燃費にナーバスな近頃のクルマにはデメリットともなりかねない。これらを超えて余りある魅力があるかどうかが、三角窓復活のカギとなるはずだ。
ならばこういうのはどうか。ホンダ フィットやダイハツ トールなど、ドアガラスの前方にはめ殺しのガラスが付いているクルマ。あの部分を開閉式にすることは難しいだろうか? 本来は視界確保のためだと思うが、すでに付いているものをアレンジするだけならコストも抑えられるに違いない。
最近のハイトワゴン軽自動車も同種のタイプが多いから、適用できるクルマは結構多いはず。自動車メーカーの皆さん、ご一考いただけないでしょうか!
【画像ギャラリー】レトロな雰囲気がいい感じ! 三角窓を持つクルマたち(13枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方外突NGだしコスト半端ねえしそんな機構入る隙ねえ
三角窓といえば、三本和彦さんが、新車情報で言い続けてたね。
衝突安全の観点でも難しいと思うが、頑張って製品化したものを見てみたいです。
私も旧車乗りの一人として三角窓は愛でていますが、衝突時に危険ですから、その一点だけで復活は絶望的でしょうね。
それに関連部品や周囲の劣化を大幅に速めます。国内ではそれを嫌って、新車の登録車にもし付いても、閉切りにしておきたいというオーナーはかなりの割合になる気がします
国産車で最初に廃止したのはブルバ-ド510。理由はいろいろあるけどスタイル優先だったんじゃないの?