■搭載スペースは3割減で、従来型と同サイズで2倍の性能に!?
トヨタによると航続距離を20%伸ばしながら、調達コストを40%も安くできるという! これが実現できたなら、中国勢の電池調達コストより安くなるため、電池自動車の価格競争力だって大幅に向上できることだろう。
この電池が実用化されるまで、現在販売している三元系リチウムイオン電池を搭載した電気自動車を買う理由を見つけられないほど凄い!
ちなみにバイポーラ型とは何か? 普通の電気自動車用の電池って乾電池のように1個ずつ独立したセルになっている。それを直列にすれば電圧を上げられるし、並列にすると電流を上げられる(電気は川の流れに例えられる。電圧は流れの速さ。電流は川幅です)。そいつを組み合わせて使う。
バイポーラ型は、ひとつのセルのなかに複数の電極を連続させる構造になっていると思えばいい。密集させられるため、セル当たりの出力は50%増。
スペースも30%減くらいになるため、結果的に同じサイズだと2倍程度の性能を持たせられるそうな。リン酸鉄リチウムイオン電池の決定的なエネルギー密度の低さを三元系リチウムイオン電池以上に引き上げられるのだから素晴らしいとしか言えない。
バイポーラ型リン酸鉄リチウムイオン電池、トヨタが世界一のノウハウを持っており、圧倒的な強みになるだろう。
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コメント
コメントの使い方この人はメーカー発表を鵜呑みにして無邪気にはしゃぐ癖がある。わざとかどうかは知らないが。
アイドリングストップが搭載された時は「これがガソリン車の生きる道!」と騒いでいたが、一年半後に自分の車のバッテリーが上がったら、「アイストはバッテリーにもセルモーターにも負荷が高くて結局ムダ!!」とかね。バイポーラLFPだって出てみなきゃなんとも言えない。いい加減大人になれ。
リチウムイオン電池は、最大容量よりも小さい範囲で充放電して使えば寿命は長くなります。
そう考えると容量少なめのLFPよりも容量大きめの三元系の方が実用上の寿命が長くなる可能性もありそう?
普段使いの場合(日本では1日平均約20km)は、三元系の方が寿命が長くなるのではないでしょうか?
ていうか寿命気にする必要ある人ごく一部?
充放電回数の定義を調べた方が良いと思う。ちょこちょこ使おうがトータル100%使った時点でサイクルは1のカウント。
それだけで、500回の寿命が3000回までは流石に跳ね上がらない。
また、ちょこちょこ使うのは、過放電や過充電をしないって事を言ってるのかもしれないが、それをやると500回が更に減るという事であって、500回が伸びる訳ではない。
相変わらず的外れなことを、、。
ユーザーが気にしているのは「航続距離」ではない!
「充電時間」だ。
その点を解決できる全個体電池の市販のニュースが流れたからトヨタの株価が上がったのだ。
EVを買うなら、太陽光発電に加え、V2Hも行いたいと考えていたので、本記事のバイポーラ型リン酸鉄リチウム電池にはものすごく期待しています。
三元系リチウムイオン電池では充放電回数が少なく、V2Hには向かないし、現在日本で販売しているトヨタ車にはリン酸鉄リチウムイオン電池はラインナップされていない、なかなかいい車がないと悩んでいたところに、この情報は楽しみでしかありません。