三菱アイはデザインよくも売れず……やっぱ顔が命!? 見た目だけで選ぶホンダ&三菱8選

■ダイナミックシールドが強烈な三菱

●1位:デリカミニ/デリカを超えておる!

一見、どこがダイナミックシールドかわかりづらいが、無理にダイナミックにしていないところがいい
一見、どこがダイナミックシールドかわかりづらいが、無理にダイナミックにしていないところがいい

 三菱のデザインアイコンと言えば、ダイナミックシールド。美ではなく、強烈なダイナミックさを表現したものだ。オフロードイメージが売りの三菱としては、的確な手法だったが、フロントフェイスが平面でないと生きてこないのが難点だ。

 デリカミニは、eKスペースをベースに、フロントに穏やかで自然なダイナミックシールドを取り入れ、細部をオフロードテイストに装飾することで、シンプルで力強いデザインに仕上げている。

 この手法は、ノーズが平面ではないモデルにも活用できるはず。期待したい。

●2位:アウトランダーPHEV/端正なフォルム、心に刺さる

胴体と頭(グリーンハウス)のバランスがよく、ダイナミックシールドが映えている
胴体と頭(グリーンハウス)のバランスがよく、ダイナミックシールドが映えている

 アウトランダーPHEVとデリカD:5は、従来のダイナミックシールドの成功例。男らしさムンムンのインパクトはいまだ健在だ。

●3位:デリカD:5/強烈なシールドだ!

「電気シェーバー顔」と言われた元祖ダイナミックシールド。強烈な印象を残した
「電気シェーバー顔」と言われた元祖ダイナミックシールド。強烈な印象を残した

●歴代1位:i(アイ)/三菱の突然変異

販売はまったく振るわなかったが、その理由は「カッコよすぎたから」と言われる。涙
販売はまったく振るわなかったが、その理由は「カッコよすぎたから」と言われる。涙

 三菱iの登場は衝撃だった。それまでの三菱車のデザインとはまったく異質な未来的なフォルムは、宇宙船、あるいは宇宙服(?)を思わせた。ミドシップレイアウトながら、マンマキシマム・メカミニマムを実現しており、日本の自動車史に燦然と輝く突然変異と言える。

【画像ギャラリー】自動車デザイン評論の鬼才「ダリ草一」がホンダ車&三菱車のデザインをチェック!!(32枚)画像ギャラリー

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