今年も各メーカーから数多くの新型車が発表・発売されます。そんな新型車を私たちがまず目にするのはテレビやネット、雑誌などメディアに掲載されたCMなどの広告ではないでしょうか。その広告で躍動する名・迷キャッチコピーたちが私たちの購買意欲を掻き立てるかもしれません。
本企画ではそんな皆様のクルマ購入にも少なからず影響を与えた名・迷キャッチコピーをご紹介しつつ、その時代やそのモデルの成り立ちにも触れていこうと思います! 最新から懐かしのキャッチコピーを皆様と思い出しつつ、次世代にも伝えていけるか? さあレッツトライ!!
文/たかし.2 、ベストカー編集部
写真/トヨタ自動車
今回のナン・インド/★★★★★
■問題!!
さっそくですが、トヨタのエントリーカーと言えば何を思い浮かべるでしょうか? ヤリス? ヴィッツ? はたまたパブリカ? その真ん中に「スターレット」というクルマがありました。スターレットは時代に合わせてさまざまな変化を遂げてきたのですが、駆動方式がFF化された3代目のキャッチコピーからのクイズです。まずはネオクラ市場で今も人気なターボモデル。このモデルには「辛口ターボ」のキャッチコピーが与えられました。
その辛口に対して「甘口」を謳ったモデルも存在したことをご存じでしょうか? 今回はその「甘口」とはどんなモデル? という問題です!! さあ今日もレッツトライ
■答えは??
正解は①「甘口キャンバストップ」でした。フルモデルチェンジ直前の1年間のみ発売された激レアモデルでもあります。そのキャンバストップ仕様は確かに甘口のソレイユ仕様がメインだったかもしれませんが、ノンターボながら12VALVE EFIエンジンのSiグレードにもキャンバストップ仕様を設定。実は中辛? な仕様も存在しました。なんか「甘口」「中辛」「辛口」と揃うとやっぱりカレーを思い浮かべませんか?
実は「スターレット」ですが、そのカレー発祥の地インドで復活を遂げています。トヨタはインドのマルチスズキ社で生産されている「バレーノ」(初代は日本でも販売)をベースとした「スターレット」のOEM供給を受け、アフリカ市場で販売しているのです。3代目スターレットを販売していたころ、まさか後世ではカレー繋がりのモデルになることなんてまったく予想していなかったのでしょうね。