今年も各メーカーから数多くの新型車が発表・発売されます。そんな新型車を私たちがまず目にするのはテレビやネット、雑誌などメディアに掲載されたCMなどの広告ではないでしょうか。その広告で躍動する名・迷キャッチコピーたちが私たちの購買意欲を掻き立てるかもしれません。
本企画ではそんな皆様のクルマ購入にも少なからず影響を与えた名・迷キャッチコピーをご紹介しつつ、その時代やそのモデルの成り立ちにも触れていこうと思います! 最新から懐かしのキャッチコピーを皆様と思い出しつつ、次世代にも伝えていけるか?さあレッツトライ!!
文/たかし.2 、ベストカー編集部
今回の難儀度/★★★
■問題!!
さて、現在新車では片手ほどしか存在しなくなってしまったジャンルのひとつが2ドアクーペではないでしょうか? 今回はバブル崩壊直後という2ドアの転換期に誕生してしまった「あの」クルマのキャッチフレーズが問題です! さあ今日も、レッツトライ!!
■答えは??
正解はS14型日産シルビア(6代目)です。1993年10月に発売されたこのモデルは、大ヒットした先代S13型をベースにしつつも、より優雅さと走行性能をアップすべく3ナンバー化に踏み切ったモデルでした。ただ走りはよかったものの、シャープさを失ったボディデザインが災いしたか、先代で勝ち取ったデートカーの地位は維持できず、年を追うごとに販売数は低迷した不遇のモデルとも言えます。
実はこのモデル(前期型)もCMが話題に。当時タモリ倶楽部で始まったばかりのコーナー『空耳アワー』張りに「母ちゃーん許して~」と聞こえてしまうBGM(Tears For Fears『Sowing The Seeds Of Love』)の歌詞が世間をざわつかせました。CMを通しで斜め聞きすれば「愛はんとシルビア……母ちゃん許して~」となんか二股がバレた修羅場を思い浮かべそう……深読みし過ぎかな?