いまこそ中古アルファードが狙い目だ!! 先代アルファードの得する買い方と売り方

5月頃から再び上昇し始めている先代アルファード 買うなら急いで!!

 先代アルファードには、3.5リッターV6ガソリン、2.5リッター直4ガソリン、2.5リッター直4ガソリンエンジン+モーターハイブリッドの3つのパワートレインがあった。最人気となったのは2.5Lガソリン車で、エアロタイプのお買い得仕様「S Cパッケージ」が大人気であった。

 中古車市場には、この後期型の2.5Lガソリン「S Cパッケージ」が非常に多く出回っており、リセールを考慮してもこのグレードがおすすめとなる。そのうえで、後期型の2020年~2022年の高年式(製造年が新しい)モデルを狙ってほしい。

 現時点(2023年6月下旬)の後期型アルファードの中古車相場は、2020年式は341~660万円、2021年式は430~650万円、2022年式は450~700万円といったところ(「アルファード後期型、走行距離3万キロ未満、2.5L、S Cパッケージ、修復歴無し」にて検索)。

 3年落ちの2020年式であっても高相場となっているが、1000km未満の極低走行車であったり、モデリスタやTRDのエアロパーツ付車だとさらに高くなり、カスタムショップによるコンプリートカーは、800万円を超える個体もある(レクサスの先代LM風のエアロスワップ車も高額で出品されている)。デザインが気に入ったならば、これらを狙うのもよいと思うが、コンプリートカーは、メーカー純正状態ではないとして、リセールで不利となる場合もあるので、その点を考慮したうえで検討してほしい。

 アルファードの中古車事情に詳しい買い取り専門店の担当者によると、業者向けのオートオークションでのアルファードの取引相場は、2022年秋ごろの高騰からいったん収束したものの、2023年5月頃から再び上昇を始めており、新型アルファードが発表となったあとも、先代アルファードは高値で安定しているという。一般ユーザーが買うことができる中古車価格もそのうち連動するはずなので、先代アルファードを検討している人は、早めに行動したほうがよさそうだ。

■トヨタ「アルファード後期型」 2020年式、S-Cパッケージ、3万キロ未満」

■トヨタ「アルファード後期型」 2021年式、S-Cパッケージ、3万キロ未満」

■トヨタ「アルファード後期型」 2022年式、S-Cパッケージ、3万キロ未満」

先代アルファードの独立式セカンドシート。ファーストクラスのようなラグジュアリーなシートは、新型にも負けていない
先代アルファードの独立式セカンドシート。ファーストクラスのようなラグジュアリーなシートは、新型にも負けていない

売り方のコツは「2度目の車検前(5年落ち)で手放す」

 ご存じの人も多いと思うが、中古車のリセール価格は、中古車の輸出事情に大きく左右される。アルファードの中古車は、主にマレーシアへと多く輸出されており、現地で日本の倍近い価格で販売される。輸出で大きな利益の出る先代アルファードは、ここ数年、中古車オークションで大人気の状態になっているのだ。

 そのマレーシアには、中古車の輸入に関して、「初度登録月からの経過月数12か月から59か月まで」という規制がかけられており、それを超えたクルマはマレーシアへ輸出することができなくなる。その後もロシアなど、行き先はあるのだが、相場はかなり下がってしまう。そのため、マレーシアの輸入規制にかからない年式のうちに手放すことが、先代アルファードを売る際のコツとなる。

 具体的には、2度目の車検を迎えるタイミングの前に売却すること。2020年式であれば、2025年に訪れる2度目の車検の前に売りに出すのがよい。輸送期間も考慮して、できれば3~4か月前に売却したいところだ。これを超えてしまうと、中古車相場は一気に40~50万円ほど下がる傾向。この売却タイミングを考慮して、適切な時期が来たら、より高く買い取りをしてくれるところを見つけてほしい。

先代アルファードの後席シートから見た前方の風景。広くてゴージャスな雰囲気が漂っており、快適な移動が楽しめるはずだ
先代アルファードの後席シートから見た前方の風景。広くてゴージャスな雰囲気が漂っており、快適な移動が楽しめるはずだ
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