6月21日に正式発表となった新型アルファード・ヴェルファイアが大人気となっている。2024年8月までの初期生産分は即完売となり、納期はすでに2年先とも。事前評判を上回る人気ぶりは、当分のあいだ続くものと思われる。
欲しくても手に入らないことに加え、新型アルファードは現時点、税込540万円の「ガソリン車 2WD Z」が最低ラインと、先代よりも100万円近く高額になった。価格をみて、購入を躊躇した人もいるようだ。今後もう少しお買い得なグレードが設定されるそうだが、いますぐアルファードに乗りたいならば、いったん先代アルファードに乗っておく、というのもアリ。先代アルファードはリセールもよく、乗り換えで損をしにくいクルマだからだ(一時期は、5年目まで乗っても、新車と変わらぬ相場で売買されていたほど)。
しかし、どんな買い方・売り方でも損をしにくいわけではない。中古車を購入・売却する際は、いくつかのポイントを抑えることで、かなりお得になるケースがある。先代アルファードを購入する際のポイントと、売り方のコツについてご紹介しよう。
文:吉川賢一
写真:TOYOTA、MODELLISTA
いまこそ、先代アルファードがねらい目!!
新型アルファードでは、フロントとリアのデザイン、そしてインテリアが刷新されているが、ボディサイズは先代からほぼ変えておらず、基本的には、キープコンセプトでのフルモデルチェンジだ。先代にはあった標準タイプとエアロタイプといった造り分けは廃止して標準タイプの一本とし(新型ヴェルファイアがエアロタイプに相当)、ショーファードリブンカーとしても似合う王道のスタイリングに。新型でエアロタイプが欲しい人には、モデリスタやTRDのエアロキットをお薦めしているようだ。もちろん先代にも、モデリスタやTRDエアロが用意されており、カスタムパーツも多くある。
新型の2列目シートは、手動調整タイプと、エクゼブティブラウンジ向けの電動調整タイプがあり、肘置き部分にある操作パネルによって、後席用モニターやエアコンの操作ができるなど、先代以上の豪華絢爛な装備が与えられている。ただし、先代のころからインテリアの評判は高く、高級ミニバンのお手本ともいえるラグジュアリー感を十分に備えており、初めてアルファードの後席に触れる人ならば十分に満足いくはず。
冒頭でも触れたように、先代アルファードは、(詳しくは後述するが)リセールの面でも超優秀。型落ちモデルとなった今こそ、狙い目のモデルなのだ。
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