1991年に登場し「東京ヌーベルバーグ」と呼ばれた日産フィガロ。抽選販売されるほどの人気を誇っていたのだが、登場から30年以上たった今でも人気をキープ。556万円の個体もある中、中古車は今後も値上がりが予想されるほどだ!
※本稿は2023年5月のものです
魅力解説/片岡英明、中古車事情/荻原文博、写真/NISSAN、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年6月10日号
■フィガロの魅力
パイクカー第3弾として1991年2月に発売されたのがフィガロだ。白いルーフからリアウィンドウまでを手動開閉ソフトトップとしたオープントップが、丸みを帯びたレトロ調のフォルムに似合っている。
21世紀になってもデザインは色あせない。だからドラマなどに好んで使われた。クラシック感覚のインパネやスイッチ、白いレザーシートなどもファッショナブルだ。
メカニズムも進化させている。初代マーチのプラットフォームやパワートレーンを流用していることは変わらないが、エンジンと3速ATはマーチターボから拝借した。
ターボと電子制御燃料噴射装置のECCSで武装しているから痛快な走りを披露し、運転もしやすい。キャビンは前席優先でプラス2だが、カップルが風を受けて粋に乗るなら後席は荷室と割り切る。
■フィガロの中古車事情
日産のパイクカーのなかで唯一ターボエンジンを搭載しているのが、東京ヌーベルバーグと呼ばれたフィガロ。
現在フィガロの中古車は約42台流通していて、平均価格は203万円。中古車の価格帯は109万〜556万円と幅広いだけでなく、300万円以上という高額車が多くなっている。
平均価格は3カ月前の2023年2月時点で195万円だったので、現在は値上がり傾向となっている。今後流通台数が増えることはないので、さらなる値上がり傾向となりそうだ。
・流通数:42台
・価格帯:109万〜556万円
コメント
コメントの使い方この頃の日産のクルマ造りって冴えてたよなあ。
Be-1、パオ、フィガロ…一連のパイクカーシリーズはどれも個性が際立っていて、何よりも驚きなのが、この3台のベース車が皆同じってこと!一見とてもそうは見えない。
限定生産前提だったから、将来の価値上昇もこの時すでに約束されていた。
なんで右京さんはこれ乗ってる設定なんだろ。全然雰囲気合わない(わざとらし過ぎ)なのよ(´・ω・`)
フィガロ可愛いですからね。
今は失われたものって感じだし、もっと製造しても売れたのに残念な売り方で終わりましたよね。
今作らないのは仕切るのが男ばかりだからか?在り来りか?強くイカツイデザインの車ばかりで可愛らしさが一つもない車ばかりだ。
記事に関してはもっと詳しい状況や内容にして欲しかったところかな?部品も殆どが廃盤ですし。