パイクカーといえば1980年代末から1990年代にかけて登場した日産のパオやフィガロを思い浮かべがちだが、ここではそれ以外の今昔パイクカーラインナップを振り返ってみたい。
※本稿は2023年5月のものです
文/永田恵一、写真/TOYOTA、MITSUOKA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年6月10日号
■パイクカーは日産だけじゃない!
パイクとは英語で「長い槍」を意味していることから、「先鋭的」という使われ方もする。このことからクルマでは「先鋭的な内外装を持つもの」がパイクカーの主な定義となっている。
パイクカーは大きくレトロ調、未来的なもの、過去の名車を忠実に再現したものの3つに分かれる。
日本車のパイクカーで代表的なのはレトロ調の日産車だが、トヨタはかつて主に異種協業ブランドのWiLLで未来的なもの、光岡は過去の名車の再現という形でパイクカーを手掛けており、光岡のパイクカーは現在納期が長いものもあるほどの人気振りだ。
■トヨタのパイクカー
●WiLL Vi
童話「シンデレラ」に登場するかぼちゃの馬車をモチーフとしたエクステリアが最大の特徴となるパイクカーで、ベースは初代ヴィッツ。内装もコラムシフト化などが施された。
●セラ
当時のスターレットをベースにした、ガルウイングドアが最大の特徴となるモデル。夢を感じる部分もあるが、全面ガラスルーフゆえの暑さなど、乗る際には苦労も多いようだ。
■光岡のパイクカー
●バディ
アメリカンな雰囲気が大人気となっているSUVで、ベースは現行RAV4だ。
●ビュート なでしこ
3代目ビュートのハッチバックで、ハッチバックとしたことで低価格化も実現。
【画像ギャラリー】トガりすぎてベースが何だか分からない!? トヨタ&光岡のパイクカー12台(25枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方パイクカ-というより、パクリカ-と呼ぶべきだね