2022年5月に登場した軽EV兄弟、日産 サクラ&三菱 eKクロスEV。兄弟車ながらサクラの方が注目されているがどこにそこまでの差があるのか? それぞれ分けて採点してもらおうじゃないの!
※本稿は2023年5月のものです
文/国沢光宏、片岡英明、渡辺陽一郎、諸星陽一、岡本幸一郎、写真/NISSAN、MITSUBISHI、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年6月26日号
■軽規格BEVという新たな提案! 走りに驚く、毎日の小さな相棒として大人気
「毎日のチョイ乗りなら航続距離は短くてもいいじゃないか」というスタンスで誕生した、軽規格のBEV兄弟モデル。いずれもバッテリー容量は20kWhで、一充電走行可能距離は180km。
eKシリーズの新たなモデルということで、統一感あるデザインのeKクロスEVに対して、サクラは外観もインパネもBEVらしく変えているのが特徴。運転支援装備をオプションで選べるのもいい(サクラはGグレードなら標準装備となっている)。
■国沢光宏先生からの再・通信簿
●日産 サクラ
・パワー感:8点
・環境性能:10点
・ハンドリング:8点
・実用性:9点
・快適性能:10点
・お買い得度:8点
クルマとしての仕上がりは文句なし! 動力性能も高速域でこそ伸び悩むが、街中だとターボ車を凌ぐほど。素晴らしいクルマながら、普通なら標準装備される充電ケーブルがオプション設定など(eKクロスEVは標準)、ショッパイ売り方が悲しい。納期次第ではeKクロスEVを選ぶのもいいと思う。
●総合評価:88点
●三菱 eKクロスEV
・パワー感:8点
・環境性能:10点
・ハンドリング:8点
・実用性:9点
・快適性能:10点
・お買い得度:9点
三菱自動車のブランドイメージが弱いため話題性からすれば圧倒的にサクラながら、中身は同じ。充電ケーブルを標準装備することを考えたら価格も5万円ほど安い。東京都だと補助金が10万円上乗せになり総額110万円に! 東京都在住で軽自動車を考えているなら買わなきゃ損です。
●総合評価:90点
コメント
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