■エンプティランプが光ったら残量は5~10L程度! 目安は何キロ?
給油警告灯は、一般的には、残りの燃料が5リットルから10リットル程度になると点灯するようになっている。
ただ、コンパクトカーのヤリスの場合だと残り6.0リットル程度で点灯するのに対し、大型オフローダーであるランドクルーザーやランドクルーザープラドでは、残り15リットルほどになると点灯するなど、クルマによって多少異なる。
燃費性能が違うためのばらつきであり、給油ランプ点灯後、およそ50kmは航続できるようにする、という設計目安のもとに決められているようだ。
この50kmという数字は、高速道路のインターチェンジの間隔で、長い区間の距離に相当する。
万が一、高速道路走行中に給油ランプが点灯しても、無事に次の出口で降りられるように、という狙いがあるとされているが、何処で誰が決めたものなのか定かではない。
ちなみに、高速道路上でガス欠になるのは道路交通法違反(第75条、高速自動車国道等運転者遵守事項違反)になる。
高速道路にのるまえに、残燃料の確認をしておきたいところだが、給油ランプが点灯しても、次のインターチェンジで降りて給油をすれば間に合うので、焦らずに走行するようにしてほしい。
ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車であっても、航続距離を少しでも伸ばすため、燃料タンク容量は削れないもの。
文中で触れたように、レイアウトでは後回しにされがちではあるが、その容量は確実に確保しなければならない、燃料タンクの容量は、クルマのパッケージング設計の「意地の産物」なのだ。
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