■エンプティランプが光ったら残量は5~10L程度! 目安は何キロ?
![給油警告灯は残量5リットルから10リットルとなっている。燃費性能で差があるが、約50kmは走行可能だという。乗る前に確認しといたほうが無難だ。高速道路でガス欠になった場合は道交法違反となるので注意したい](https://img.bestcarweb.jp/wp-content/uploads/2023/08/10131743/kelly-marken-stock.adobe_.com_.jpeg)
給油警告灯は、一般的には、残りの燃料が5リットルから10リットル程度になると点灯するようになっている。
ただ、コンパクトカーのヤリスの場合だと残り6.0リットル程度で点灯するのに対し、大型オフローダーであるランドクルーザーやランドクルーザープラドでは、残り15リットルほどになると点灯するなど、クルマによって多少異なる。
燃費性能が違うためのばらつきであり、給油ランプ点灯後、およそ50kmは航続できるようにする、という設計目安のもとに決められているようだ。
この50kmという数字は、高速道路のインターチェンジの間隔で、長い区間の距離に相当する。
万が一、高速道路走行中に給油ランプが点灯しても、無事に次の出口で降りられるように、という狙いがあるとされているが、何処で誰が決めたものなのか定かではない。
ちなみに、高速道路上でガス欠になるのは道路交通法違反(第75条、高速自動車国道等運転者遵守事項違反)になる。
高速道路にのるまえに、残燃料の確認をしておきたいところだが、給油ランプが点灯しても、次のインターチェンジで降りて給油をすれば間に合うので、焦らずに走行するようにしてほしい。
ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車であっても、航続距離を少しでも伸ばすため、燃料タンク容量は削れないもの。
文中で触れたように、レイアウトでは後回しにされがちではあるが、その容量は確実に確保しなければならない、燃料タンクの容量は、クルマのパッケージング設計の「意地の産物」なのだ。
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