■ディーゼルを進化させ続けるマツダ
さらにマツダは、先に挙げたディーゼルのデメリットの部分も軽減する技術的なアプローチも行っている。
まずは騒音、振動を打ち消すためにピストンピンにナチュラルサウンドスムーザーと呼ばれるダンパーを装備し、振動や騒音が少ないディーゼルエンジンとなっている。
また、多くのディーゼル車ではNOx後処理装置を装備しているが、燃料をきれいに燃焼する技術を可能としたことで、マツダのディーゼルはこの後処理装置を必要としていない。
本来発生する有害物質そのものが少ないのはもちろん、高価なNOx後処理装置が必要ないのは経済的にもエコと言える。
電動化やカーボンニュートラル燃料など、自動車のエコに対する正解は現在でも定まっていないのが現状だ。
その中でもマツダが現在の選択肢の中から最善の選択として示したのがクリーンディーゼルと言えるだろう。
マツダのディーゼルは実際に乗ってみると、これまでのディーゼルの固定概念を崩すほど静かで高回転でも気持ちのいいフィーリングとなっている。気になった方は、まずは一度試乗してみることをオススメする。
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