■ロータリースポーツの開発も検討!?
そして最後に語られたのがロータリーエンジンに関してだ。
MX-30 Rotary-EVでロータリーエンジンが復活し、当日のイベントも787Bを始め数々のロータリーレーシングマシンが走行した。唯一マツダだけが持つ技術は今後どのように進化していくのか?
「今日会場を見て(RX-7やRX-8の来場)改めて実感しましたが、個性を持つエンジンを愛してくれて嬉しいですね。ロータリーは我が社にとって宝物のような技術です。RX-8の生産終了からずっと開発はしてきましたが、今回生産という形になり、前進できたと感じましたね。
ロータリーエンジンもカーボンニュートラル燃料や水素など色々な燃料を燃焼することが出来ます。このような燃料を使うことを想定しながらロータリーに求められるニーズを確認したいですね。
ロータリーのスポーツカーを期待する声もあると思いますが、今回MX-30の登場でモーターとの相性がいいことも分かりました。燃料やモーターの使用など、どのような組み合わせが適しているかが重要です。
ファンの皆さんの声が大きければ、付加価値も含めてロータリーのスポーツカーも形にしていければなと思っています。」
当日は分刻みのスケジュールの中、会場の各所を回られていた毛籠代表。囲み取材でも「現場が大切」と語られたが、今回のイベントで代表自らが見たもの、体験したものが今後のマツダに生かされることは大いに期待できるだろう。
マツダファンもマツダ社員も、そして毛籠代表も来年のマツダファンフェスタではどのような体験をするのだろうか?今から次回の開催が楽しみだ。
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