クルマ好きなら魅了されること間違いなし! 日産ヘリテージコレクションには500台以上の名車が待っている!!

■レーシングカーコレクションも大充実!

ヘリテージコレクションには数々のカテゴリーのレーシングマシンが展示されている
ヘリテージコレクションには数々のカテゴリーのレーシングマシンが展示されている

 市販車以外で充実しているのが、レーシングカーコレクション。ワークスチームで活躍したラリーマシンやレーシングカーの数々を収蔵。特に1970年代に世界で活躍したラリーマシンは当時の参戦中に受けた傷が残されており、当時の戦いの厳しさを物語っている。

 レーシングカーでは、日産ワークスとして初ルマン参戦を果たした1986年「ニッサンR85V」をはじめとしたグループCカーや1980年代に絶大な人気を誇ったシルエットフォーミュラの1982年「スカイラインスーパーシルエット グループ5」、国内グループAレース29連勝という偉業を残したレーシング仕様の「R32型スカイラインGT-R」など、どの世代のモータースポーツファンも感激する数々の日産レーシングカーの名車たちが顔を添えている。

Z32の後継車の姿を検討したS14シルビアベースの「フェアレディ ミドルスポーツ」(写真中央)
Z32の後継車の姿を検討したS14シルビアベースの「フェアレディ ミドルスポーツ」(写真中央)

 このほかにも、通常は新型車の開発終了後には廃棄されることが多いプロトタイプも一部収蔵されており、こちらも見どころのひとつ。個人的には、次世代ライトウェイトスポーツカー開発のために作られた鼻先が短いR34の「新ライトスポーツ先行検討車」やZ32の後継車の姿を検討したS14シルビアベースの「フェアレディ ミドルスポーツ」などがおススメ。

 ベースの市販車との違いを探りつつ、なぜこのようなモデルが生み出されたのか、その背景や開発者たちの想いを想像すれば、ちょっとした探偵気分も味わえる。

 このように駆け足で紹介しても語ることが多いのが、日産ヘリテージコレクション。クルマを愛するあなたにもぜひ一度足を運んで欲しいのだが、2023年夏より見学会が再開されたばかりなので、まだまだ激混みなのも現実。

 まずは公式YouTubeチャンネルで紹介される動画で予習を行いつつ、来たるべき来館の機会に備えるのもいいだろう。また、上記にも記したが、収蔵車は本社ギャラリーなどの展示施設やイベントでも活躍しているので、運がよければ別の会場でお気に入りの1台に会うこともできる。

 次回からこのヘリテージコレクションに収蔵されている名車のなかからえりすぐりのモデルたちを紹介していくのでお楽しみに!

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