■JAFと自動車保険でロードサービスに違い
近頃は自動車保険にロードサービスが付帯されるようになり、ロードサービスの元祖であるJAFに入る必要がなくなったと考える人も多い。
ところが自然災害となると落とし穴がある。自動車保険に付帯するロードサービスでは、台風や大雨による水没には、駆けつけてくれない場合があるのだ。
ほかにも雪やぬかるみでクルマがスタックしてしまった場合や、タイヤが2輪以上脱輪してクレーン救助が必要な場合も、出動を断られる場合がある。保険会社が契約しているロードサービスは民間のレッカー事業者が多いので、救援が集中したり、二次被害に遭う可能性があるような場合は、免責となるのだ。
対するJAFだが、自然災害に対してもしっかり出動してくれる。雪道や泥道、大雨時の冠水路などでも、救援作業が可能な安全な場所であれば対応してくれるのは心強い。
JAFのロードサービスにはほかにも違いがあり、友人のクルマに同乗しているだけでも呼べること、年間の利用回数に制限がないこと、ロードサービスの車両に人が乗れることなどは、保険会社のロードサービスにはないメリットといえる。
いっぽう保険会社のロードサービスにも、長所がないわけではない。なかでも愛車が自走できなくなった際の代替交通費や、宿泊費を負担してくれる点は、JAFにはできない特典といえる。
自動車保険のロードサービスは契約書を確認し、不足を感じたらJAFとダブル契約するのが安心といえそうだ。
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コメント
コメントの使い方知らなかった事が多かったです。意外に第三者目線からの比較って少ない気がします