スーパー耐久最終戦の翌日、モリゾウさんが静岡県裾野市の小学校に訪れた。カーボンニュートラルの座学に加え、GRヤリスH2に子どもたちを乗せ、豪快なドリフトを披露。絶対クルマが好きになる世界一受けたい授業をレポートしよう
TEXT/ベストカーWeb編集部 PHOTO/トヨタ自動車
■モリゾウさんがレーシングウエアを着てサプライズ訪問
スーパー耐久の最終戦が行われた富士スピードウェイで液体水素エンジンカローラに乗り、見事完走を果たしたモリゾウさんは、翌11月13日月曜日、静岡県裾野市の深良(ふから)小学校を訪れた。
レーシングウエアを身にまとい、サプライズで教室に入ると、50人弱の6年生から「まじかよ!? すげ~」と大きな歓声あがった。この日の先生はモリゾウさんのほかにGRカンパニーの高橋智也プレジデントとレーシングドライバーの佐々木雅弘選手とこれ以上ない顔ぶれ。
高橋プレジデントがモニターを使って温室効果ガスの多くがCO2であることやCO2の排出によって地球温暖化が起き、年々暑さが厳しくなっていることやゲリラ豪雨などの異常気象が起きていることを説明すると皆納得した様子。
「CO2の排出量と吸収量をイコールにすることをカーボンニュートラルと言います。地球温暖化を防ぐためにはCO2の排出量を減らすことが大事です。小まめに電気を消したり、エアコンを切ったりしましょう」と話すと子どもたちは大きくうなづいていた。
なんとなくわかっていたことも、改めて例え話を入れながら、わかりやすく教えることで子どもたちが興味を持ってくれることが、授業を見ていてよくわかる。高橋先生、素敵な授業でした!
続いて佐々木選手がレースやラリーで速さとともに技術を磨いていることを説明。水素エンジンやカーボンニュートラル燃料といったモータースポーツでもCO2削減のための取り組みが行われていることにも触れると、少し難しかったのか、子どもたちは静かになったが、「後で水素エンジンのスポーツカーのデモンストレーション走行をやります」と話すと「やったー!」と教室全体が元気を取り戻した。
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