アメ車といえばカマロ!!という人もいるだろうがここで残念なニュースが……。2023年3月、GMが現行型シボレー カマロの生産を2024年1月で終了することを発表した。そこでカマロに思い入れがある方々に振り返ってもらった。
※本稿は2023年10月のものです
文/石川真喜照、清水草一、写真/Chevrolet、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年11月26日号
■急遽2L、直4ターボのLT RSを試乗&撮影
GMがシボレーブランドのカマロの生産を2024年1月で終了することを発表したのは2023年3月。アメリカは9月にモデルイヤーが切り替わるため、2024年モデルが最終となる。
カマロの2023年モデルは2L、直4ターボ(275ps/40.8kgm)のLT RSと伝統の6.2L、V8(453ps/62.9kgm)を搭載するSSの2タイプがあったが、2024年モデルはSSのみ。
今回試乗&撮影の機会を得たのは在庫販売のみのLT RS。まぶしいくらいの純白のボディカラーが鮮烈。
現行カマロを端的に表現すると、マッチョだけどシャープ。エッジが強調されたデザインの美しいファストバッククーペで、鋭い眼光のフロントマスク、異様なまでの膨らみを持つリアフェンダー、高いウェストラインなど見る者を圧倒する迫力に満ちている。
2+2のゆったりした室内は快適だし、驚くほど運転しやすい。特筆は乗り心地のよさで、高速クルージングしていると、どこまでも走っていたくなる。
非力なほうの2Lターボだが、見た目とは裏腹に1560kgとそれほど重くないので、加速も不満なし。
あと、気分によって24色から選べるアンビエントライトは変幻自在。今風に言えば映えるというやつで、ナイトドライブのお供に最適だ。
カマロはWLTCモード燃費が非公表だが、今回高速中心に一般道を交えて100km程度走って約10km/L。燃費のいいクルマが当たり前の現在では燃費悪っ!! となるかもしれないが、キャラ、車格を考えれば納得。
と、還暦近い編集部員が、憧れのアメリカンマッスルカーにメロメロになってしまったが、この後はカマロに思い入れの強い世代の石川真禧照氏(70代)、清水草一氏(60代)に、カマロとの思い出などを振り返ってもらった。
コメント
コメントの使い方ものすごく残念ですが、アメリカでは未だに一部、BEV贔屓が根強い所ありますからね。逆らえない流れなんですね。
しかしモデル末期になる時期が悪かっただけで、更に次の代の頃にはICE叩きも沈静化しエンジン復活するかも。その時にはカマロの名前も復活させてほしい。