■変わり種の宝庫!! 60~80年代の外国産可動式ヘッドライト
かつてはリトラが世界中で多く採用されていたことから、変わり種も多く存在した。
60~70年代のアメリカ車によく見られたカバーが上下にスライドして点灯するシャッター式や、60年代後半のオペルGTのひっくり返るように出てくる回転式(しかも手動!!)、C4コルベットの2アクション回転式など、ライトの構造ゆえに記憶に残るモデルも多数。
また、ごく一般的なシングルアクション式でも4灯が起き上がるチゼータV16Tなど個性的な可動式ヘッドライトは枚挙に暇がないほどだ。
日本車での変わり種と言うと、カバーだけが開閉するタイプというのもあった。
イスズ・ピアッツァや初代CR-Xがこのタイプ。今になってみると、そこまでして可動式にしなくてもと思えなくもないが、当時の可動式ライトの人気ぶりが分かる。
ちなみにフェアレディZ(Z31)のヘッドライトは完全には収納されない“半目”タイプ。収納時の眠そうな? 表情が印象的だった。これもある意味、個性的リトラのひとつと言ってもいいだろう。
■少年心をくすぐるリトラの魅力は永遠に不変
今やすっかり過去のものとなったリトラクタブルライトだが、あらためて振り返ってみると実に多くの機構やタイプが存在していたことに驚かされる。
その時代を知っているオジサン世代に懐かしいが、平成生まれの人にとっては珍しく見えるかもしれない。
実物を見る機会はもはや多くはないが、知っていた人も知らなかった人も、今なお少年心をくすぐる機構に心ときめかせてほしい。
【画像ギャラリー】FD3Sのリトラは似合いすぎ!! 今も輝き続けるリトラクタブルライト車たち (4枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方可動式ライトって大好きなんですが、実はリトラだけはそんなに好きじゃないんですよね
回転式とかスライド式の、秘密兵器っぽさに比べると、パカッと開くだけで子供心に面白みがなかった
その印象が強いので、ワクワクしないリトラよりも個性的なライトをMAZDAには期待してます
ポップアップ(ライズアップ)式の国産車だとA60セリカ前期型がありましたね。
ただ、個人的にはあまりカッコいいと思いませんね。