ホンダの大黒柱! 売れまくり現行型「ヴェゼル」人気の秘密と受け継がれたホンダイムズの中身

実際のサイズよりも大きく見える、伸びやかなデザインも魅力

　また、清潔感あるデザインも、ヴェゼル人気の理由だろう。切り立ったフロントノーズと薄目で存在感のあるヘッドライト、ボディと同色のグリルなどが新鮮味のあるデザインで、サイドシルエットも、フロントフェンダーからテールランプまでつながるラインが美しく、大きく寝かせたバックドアによって、トヨタハリアーやマツダMX-30のようなクーペライクなSUVとなっている。この伸びやかなデザインによって、実際のサイズよりも大きく見え、インテリアの質感もよく、ワンランク上のクオリティを感じさせてくれる。このクオリティが、税込239.9万円（ガソリンG、FF）からという価格で手に入るのだから、人気となるのも当然だ。

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　「神は細部に宿る」といわれるが、現行ヴェゼルには、見えない部分にも、ホンダの技術とこだわりが惜しみなく織り込まれている。それが市場の需要とうまく合致したことが、ヴェゼル人気の理由なのだろう。

　近所のホンダディーラーによると、ヴェゼルe:HEVの納期は4～5か月まで短縮してきたという。生産が安定してきたいま、2代目ヴェゼルの月販計画5000台は手堅いはず。国内ホンダを支える柱の一本として、ヴェゼルはまだまだ売れていくことだろう。