GRスープラには「爆弾」が必要だァ! ぜひ”豊田章男スペシャル”を作ってほしい!! 【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】

■免許を取って最初のクルマはスポーツカーがいい!

GRスープラをドライブするテリーさん
GRスープラをドライブするテリーさん

 スープラを運転していて思ったのは、免許取り立ての若者にこそ、こういうクルマに乗ってほしいということだ。

 私たちは仕事柄いろんなクルマに乗れる。これが意外と危険で、どんなクルマに乗っても別のクルマと比べてしまいがちになるということだ。つまり「素直に感動できない」という職業病に陥りやすいということなのだ。

 おそらく、免許を取って初めてスープラを運転したら、すべてに感動できるだろう。圧倒的なパワーがあるのに乗りやすいことや、ブレーキの気持ちよさなどに素直に感動できるだろう。

 もしも初めて乗るクルマがスープラだったら、その人のクルマの基準はスープラになる。そのレベルの高さは想像するだけで身震いしてしまいそうだ。

 最近の軽自動車はとてもよくできているのはわかるし、いろんなクルマに乗ったあとで「もう軽自動車で充分だ」という結論に達するのも理解できる。しかし、初めてのクルマが軽自動車で、以降もそれしかクルマの世界を知らないというのはあまりにももったいない。

 若者たちはぜひ最初のクルマにスポーツカーを選び、クルマの真髄を体に叩き込んでほしいと願う。その素材としてスープラは最高だが、若者がおいそれと手を出せる価格でないのが残念だ。でも、世の中には安い中古のスポーツカーはいくらでもある。ぜひ検討してほしい。

うねり感を強調した独特な形状のリアデザイン。先代A80型や往年のトヨタ2000GTを彷彿とさせる
うねり感を強調した独特な形状のリアデザイン。先代A80型や往年のトヨタ2000GTを彷彿とさせる

 さて、スープラに乗ってもうひとつ思ったことがある。このクルマは毎年進化させていくだろうが、時には「爆弾」も用意してほしいということだ。エゴイストやニスモ、イタルデザインなど、GT-Rが時々出す爆弾的なモデルをスープラでも出してほしい。

 実は私にはアイデアがあって「章男スペシャル」がお薦めである。ボンネットの真ん中やハンドルの中央に豊田章男社長の顔イラストを貼り、ボディの横にはでっかくT・AKIOのステッカー。そして、ランエボのように毎年、章男I、章男II、章男IIIと進化させていくのだ。いわば、エンツォ・フェラーリのトヨタ版。社長が「やる」と言ったら止められる人はいないはずだ。ぜひお願いしたい。

(写真、内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)

【画像ギャラリー】GRスープラ試乗で鬼才テリーが閃いた! 章男スペシャル作りなさいよ【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】(13枚)画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

新型プレリュード仮想カタログほか、スポーツカー好き大歓喜情報満載!ベストカー12月10日号発売中!!

新型プレリュード仮想カタログほか、スポーツカー好き大歓喜情報満載!ベストカー12月10日号発売中!!

 ベストカーWebをご覧の皆さま、ちわっす! 愛車がどれだけ部品を交換してもグズり続けて悲しみの編集…