2024年1月の東京オートサロン。マツダからは新たなブランド「MAZDA SPIRIT RACING」が発表された。先陣を切って投入を検討中の2台のコンセプトカーは、ロードスターとMAZDA3。ロードスターは国内仕様では初搭載の2Lエンジンだ!!
※本稿は2024年1月のものです
文/ベストカー編集部、写真/MAZDA
初出:『ベストカー』2024年2月26日号
■2Lエンジン搭載でサーキットでの走り追求
●ここがポイント
・新ブランドSPRIT RACINGはマツダ車の走りをさらに磨き上げる
・ロードスターに国内仕様初の2Lエンジンを搭載
・足回り、車体をファインチューン
お客さんにクルマの楽しさ、ワクワク感を、もっと味わってもらいたいということで、マツダが新たに立ち上げたブランドが「MAZDA SPIRIT RACING」だ。
ブランドの第一弾&第二弾として投入を検討しているのが今回発表したコンセプトカーの「MAZDA SPIRIT RACING RS コンセプト」と、「MAZDA SPIRIT RACING 3 コンセプト」だ。
「RSコンセプト」は、市販を前提として開発中で、スーパー耐久シリーズで培った技術でチューニングされた2Lエンジンと足回りなどを、ロードスター(ソフトトップ)に組み込んだスペシャルモデルになる。
従来の1.5Lでは満足できない、ワンランク上の速さが欲しいユーザー向けの仕様となっているそうだ。価格については500万~600万円といった予想だ。
マツダ3ベースの、「3コンセプト」はまだスペックも決まっていないそうなので続報に期待したい!
■ロータリーエンジン開発部門を本格設置
マツダの毛籠勝弘社長は、2024年2月1日に社内にロータリーエンジンの開発グループを立ち上げることをサプライズ発表した。
カーボンニュートラル時代に向けた課題をブレークスルーする役割を担うという部署は、2018年にも一度結成されたが、今回再結成となる。まだ辞令は出ていないが、30人程度のグループとなるそうだ。
SKYACTIV-Xの開発を通して培った燃焼技術などを投入し、ロータリーエンジンの可能性を追求。水素ロータリーエンジンなど、環境対応への可能性も模索していくという。
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