ベンツEQSはシートが超イイ!! ポルシェタイカンクロスツーリスモは空力対策がイマイチ!? ドイツ最高級BEV2台超辛口比較!!

■基本的には2+2のタイカン

タイカンのインパネも液晶パネルが3枚使用されている
タイカンのインパネも液晶パネルが3枚使用されている

 タイカンのインテリアを見てみましょう。

 ウェザーストリップは二重ですが、厚みがあってサッシュレスドアのサイドウィンドウガラスをしっかりと抑え込んでいます。

 設計さえしっかりとしていれば、サッシュ付きのドアよりも、サッシュレスのほうが風切り音は減らせるのです。サッシュ付きはガラスとの段差が生じるので、200km/h以上の高速域では風切り音が出やすいのです。

 タイカンのインパネも左右いっぱいに液晶画面が配置されています。メーター表示はセンターに大型速度計を置いたポルシェらしいメーター配置です(モーター回転表示のタコメーターがないのが残念ですが……)。

 シートはバケット形状でフィット感は素晴らしいのですが、表皮が滑りやすく、結果的にホールド性はやや劣ります。

 ステアリングはちょっと握りが細くて頼りない印象です。スポークもプラスティック感むき出しで、安っぽさを少し感じます。

 サイドシルの横幅が厚く、そのぶんシートが30mm程度内側に押し込まれています。

 後席は座面クッションが薄くて硬く、背もたれも立っていてあまり居住性がいいとは言えません。あまり後席乗員を配慮した作りとは思えません。足元開口部も狭く、乗降性もいいとは言えません。

 タイカンのリアセクションを外から見ればわかりますが、乗員の左右スペースは狭く、車体幅の多くをリアタイヤが収まるフェンダーの盛り上がりに使っています。ポルシェはあくまでも2名乗りで、後席はプラス2なのです。それは荷室を見てもわかります。タイカンの荷室横幅はコンパクトハッチ並みの狭さです。

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