■盗難リスクの高さだけは如何ともしがたい……
求めていたものはシビックタイプRにはひととおり揃っており、もしやすべてを満たすスポーツカーなのでは!? と思われたが、実際は違った。
盗難リスクが高すぎるのだ。盗まれないためにアレコレしたり、朝起きて愛車がそこにあるかを心配しなければいけなかったり、とにかくしんどい。希少車を所有するということは維持に対する負担も相応に増えるということだった。
ここだけの話、私のタイプRは月極駐車場の一角にポツンと置いてある。田舎だからと言い訳したくないが、シャッター付きガレージや機械式駐車場なんて近所にない。といって野ざらしも危険なので、ディーラーオプションのボディカバーをかけているが、なんせ付け外しが大変。汚れた状態で付けるのも気が引けるので、乗った後は毎回洗車してカバーを装着。
ほかにもさまざまな対策を施しているが、動かすだけでかなりの手間を要するので滅多に乗らなくなってしまった。リスクさえ低ければカバーなんてかけず、もっと気軽に乗れるのに……。
というわけで今回は愛車のシビックタイプRについて語ってきた。スポーツカーとしての性能は文句なし。現代的な装備も備えている。しかし、維持する環境次第では経済的にも精神的にも一般的なクルマ以上の負担がかかる。その点は覚悟したほうがいいだろう。
※ゼミッタ:チャンネル登録者数9万5000人以上の新車系インプレッション動画「GOOD CARLIFE Channel」を投稿しているユーチューバー。国産の愛車8台をすべて新車で購入し、所有するクルマ好き。今回からベストカーWebで原稿を書きたい! という熱い思いからスタートすることになった。
【画像ギャラリー】ベストカーWeb初見参! 新車系ユーチューバーがシビックタイプRに惚れたワケ(10枚)画像ギャラリー
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