■傾斜計付きのディスプレイオーディオがGOOD! TSSも大幅進化
ファーストエディションのディスプレイオーディオは、グレードごとに仕様を固定する。ZXにはディスプレイオーディオPlus+JBLプレミアムサウンドシステム+14スピーカーを標準装備。VXはディスプレイオーディオ+10スピーカーが標準装備となる。
継続販売モデルでも標準装備は変わらないが、ZXの豪華仕様がVXのディーゼルでメーカーオプションされるのが特徴だ。
ZX・VXともにディスプレイオーディオは12.3インチで、低反射ガラスパネル高精細HDディスプレイを採用し、ナビ・オーディオビジュアル・スマホ連携・ETC2.0ユニットを搭載。
T-Connectも利用可能。傾斜計、前輪の舵角、デフロックのON/OFF、走行モードなどを大画面に表示しオフロード走行をサポートする。
最廉価のGXでは8インチのディスプレイオーディオと6スピーカーが標準装備される。
また、トヨタセーフティセンス(TSS)はランクル300と比べて大幅進化した。プリクラッシュセーフティの検知対象に自転車運転者の昼夜検知と自動二輪の昼検知を備え、交差点衝突回避支援に出会い頭のシチュエーションを追加する。
また、アクティブ操舵機能付きの緊急時操舵支援やフロントクロストラフィックアラートを追加するなど、様々な事故形態に対応した、最新のTSSを装備した。
■ボディカラーは全6色だがファーストエディションでは選択色が絞られる
ボディカラーの設定はツートーン1色、モノトーン5色だ。新規開発色のサンド(5C8)は、彩度を抑えたサンドベージュにメタリックを加えた色で、塊感や重みのある質感を表現する。プロトタイプでお披露目済みの黄色がサンドである。
ツートーンはサンドとライトグレーを組み合わせる。ルーフのみをライトグレーで塗り分けるツートーン仕様だ。
モノトーンは、サンド、プラチナホワイトパールマイカ(089)、ブラック(202)、アバンギャルドブロンズメタリック(4V8)、スモーキーブルー(8X0)の5色。最廉価GX用の白として、スーパーホワイト(040)も用意された。
気を付けたいのは、選択できるカラーバリエーションが、ファーストエディションと継続販売モデル、さらにはグレードごとに違う点。
まずはZXだが、ファーストエディションではプラチナホワイトパールマイカとサンド×ライトグレーがメーカーオプション設定で、標準色はブラックのみ。
継続販売モデルではメーカーオプションの2色は変わらず、標準設定色にブラックとアバンギャルドブロンズメタリック、スモーキーブルーが加わる。
VXでは、ファーストエディションにサンドのモノトーンが特別設定されるのが特徴。標準色にはブラック、メーカーオプション色としてプラチナホワイトパールマイカが設定される。
継続販売モデルでは、プラチナホワイトパールマイカがオプション設定で、標準色にはブラックとアバンギャルドブロンズメタリック、スモーキーブルーが加わる。
最廉価のGXはスーパーホワイトとブラックの2色展開だ。
サンド×ライトグレーのZXが人気になりそうだが、ファーストエディションのVXだけに設定されるサンドのモノトーンが、最も希少な組み合わせになりそう。
装備やボディカラーがグレードや販売仕様で絞り込まれており、結構複雑である。購入検討しているユーザーは、早めに仕様とグレードにあたりを付けておいた方がいいだろう。
ファーストエディションを狙いに行くか、好みの仕様にできる量販モデルにするか、この設定はランクル250ファンを大いに悩ませそうだ。
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