■自由な雰囲気で上位を狙う
また、立大自動車部のもうひとつの特徴が女子部員の多さ。現在、一学年にひとりずつ、合計4人の女性部員が在籍しており、学連戦の女子の部に出場しています。女子部員がいる自動車部が数少ないことを考えると、これは驚異的。
立大自動車部は今から7~8年前、ほとんど試合に出ず、自動車サークルになっていた時期があったそうですが、新たな監督の指導のもと、学連戦メインの活動を再開。
すると毎年のように女子部員が集まるようになり、好循環が生まれました。そして、ポロGTI導入により、それは加速。立大自動車部は今、最もモチベーションが高い状態にあります。
「ゆるさや自由なところがいい方向に向いているのかなと思いますね。強豪校と違い、厳格な上下関係もないですし、結構ワイワイした部活で、それなりの戦いができているので。そういうのをまさに目指してきたので、これも立教カラーですね」(中山さん)。
大胆な手法で大学自動車部界に新風を巻き起こした立大自動車部。2024年シーズンの戦いに注目です。
■自動車部員の愛車聞き込み大調査
●ミニクーパー 飯島季美花さん(異文化コミュニケーション学部4年)
デザインがかわいいと思ってミニクーパーを選びました。マニュアル車に対する憧れがあったので、ミッションはMTです。もともとは街乗りというか家からここまで来るために買ったのですが、今はサーキットなどでの練習車としても使っています。一番のお気に入りは、珍しい白の純正ホイールです。
●マツダ ロードスター 星野光海さん(経営学部4年)
父がクルマ好きでこだわりを持っているので、NB6が欲しいということになり、自分もOKを出して、2人で乗っています。軽さがロードスターの一番のポイントですが、運転していてもそれを感じることができ、楽しいクルマです。ジムカーナやサーキットには行っていますが、キレイなまま乗り続けています。
●アウディ S3セダン 我妻優宇さん(経営学部3年)
アウディの魅力は男臭くもなく、女性的過ぎるわけでもなく、中世的なところです。母親のクルマなのですが、ぼくが免許を取ってから運転しなくなり、ほとんど乗っています。コーナーの立ち上がりは4WDのほうが気持ちいいですね。部活やプライベートで乗るぐらいで、ジムカーナでは走り込んでないですね。
●アウディ A6セダン 鈴木唯斗さん(経済学部2年)
アウディが特別好きというわけではないのですが、これまでFR、FFと乗り継ぎ、今度は4WDに乗ってみたいという思いがあり、クワトロを搭載しているアウディを選びました。実はすべてセダンを選んでいるのですが、前後のボディにハコがあり、そこに足がついていると走りが結構変わってくるからです。
■そもそも「自動車部」ってナーニ?
自動車部はクルマの運転技術と整備力を競う運動部。野球部や陸上部などと同じ体育会に属し、全日本学生自動車連盟(学連)主催のジムカーナやダートラ、フィギュアなどに出場しています。
モータースポーツという言葉が一般的になる以前から、自動車部は活動しており、今回の立教大学のように長い歴史を誇るところが多いです。
【画像ギャラリー】いわゆるひとつの名門モータークラブです!! 2024年に旋風を巻き起こしそうな立教大学自動車部(24枚)画像ギャラリー
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