■とある時から思い始めた考え「初期型オーナーは開発ドライバー」である!
市販車の初期型モデルを買う際は私はこう思っている。「開発ドライバーになったんだ」、と。普通はそんな発想しないだろうし、高いカネを払ってモノを手にするんだから完璧であってほしいと思うはず。しかし、願いが届かずそうじゃないパターンが多々ある。
実際、過去に所有していた現行型2代目レヴォーグでは今回以上にトラブルが起きた。その経験から、初期型モデルを買う際は「リアルワールドで開発陣と一緒に作り上げているんだ」と思うようにした。文章にすると非常にフワッとしている。しかし、本気でそう思い始めると大抵のことは許せるようになる。
それが嫌な方は最終型まで待って購入という選択肢もある。どちらかと言えばモデル末期のほうがトラブルは少ないだろう。しかし、初期型ならではのよさもあって、街中でほとんど走っていない特別感を味わえたり、新機能をいち早く味わえたりなど、お金では手に入らない価値もある。
と言ってみたものの、車両本体価格が最も安いのは大体が初期型(改良ごとに価格は上昇することが多いため)なので、経済的な魅力もありそうだ。
というわけで今回は愛車のCX-60について語ってきた。命に関わる不具合は絶対に出してはいけない。しかし、それ以外は別だ。完璧なモノなんて存在しないのだから、必要なタイミングで適切に処置してくれればいいと思う。それができない世の中になるほうが私は恐ろしい。
※ゼミッタ:チャンネル登録者数9万5000人以上の新車系インプレッション動画「GOOD CARLIFE Channel」を投稿しているユーチューバー。国産の愛車8台をすべて新車で購入し、所有するクルマ好き。今回からベストカーWebで原稿を書きたい! という熱い思いからスタートすることになった。
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