マツダ渾身のFRラージモデル第1弾「CX-60」に襲い来るトラブルの数々……買ってわかった「初期モデルオーナーは開発ドライバー」なのだ!!

マツダ渾身のFRラージモデル第1弾「CX-60」に襲い来るトラブルの数々……買ってわかった「初期モデルオーナーは開発ドライバー」なのだ!!

 新車系ユーチューバーの筆者が1年強所有するマツダCX-60。自身のチャンネルでお届けする「オーナーズレポ」ではさまざまな長所と短所を語ってきたが、ここでは数多く起こったトラブルについて、本音を明かしてもらった。

文、写真/ゼミッタ

■所有することが辛い? 確かにトラブルは多い……

筆者が購入したというCX-60初期型モデルだが……
筆者が購入したというCX-60初期型モデルだが……

「不具合だらけで嫌になる」「買わなければよかった」いきなり厳しい言葉を並べたが、実際に所有するCX-60オーナーのなかにはそう思っている方もいるだろう。

 というのも、マツダが満を持して展開したラージ商品群第1弾のCX-60ではさまざまなトラブルが起こっている。私はそこまで酷い思いをしているとは感じていないが、トラブル多発だと普通は辛いはず。では実際に、1年強所有するなかでいったいどんなことが起こったのか?

 それでは見ていこう。あまりに件数が多いので、思わずここでブラウザーバックしたくなるかもしれない。しかし、必ず最後まで読んでほしい。

■襲い来る数々のトラブル?

購入直後からリコールが連発となったCX-60。2024年2月には電動パワステ関連パーツを交換
購入直後からリコールが連発となったCX-60。2024年2月には電動パワステ関連パーツを交換

1)2023年4月21日:リコール(トランスミッション関連&インバータ関連&コンビネーションメータ関連の制御プログラム修正)、サービスキャンペーン(ボディコントロールモジュール関連&エンジン関連&マイルドハイブリッド用バッテリー関連の制御プログラム修正)、不具合(フロントロアアームブッシュグリスアップ&AT学習機能初期化)

2)2023年11月6日:リコール(エンジン関連&ビューモニターユニット関連の制御プログラム修正)、改善対策(サイドレーダーセンサ制御プログラム修正)、サービスキャンペーン(エンジン関連&トランスミッション関連&ボディコントロールモジュール関連の制御プログラム修正)

筆者のCX-60は2024年1月、リアのショックアブソーバーとスタビライザーを交換している
筆者のCX-60は2024年1月、リアのショックアブソーバーとスタビライザーを交換している

3)2024年1月15日:不具合(リアショックアブソーバー&リアスタビライザー交換)

4)2024年2月1日:リコール(電動パワステ関連パーツ交換)、不具合(バックドアロックアクチュエータ&ストライカー清掃+グリスアップ)

 以上が私の車両に起こったトラブルの全容だ。上記のように列挙して改めて思ったが、確かに多い。該当していないリコールやサービスキャンペーンも含めればさらに増える。さすがにこれは一般的な感覚だと辛いはず……。

 ちなみに、リコールや改善対策については国交省に届出された不具合となるが、それ以外にもフロントサス周りからの「ギギギ音」やバックドア周辺での「カタカタ音」など、こちらからの要望で対応してもらった事案もある。上記とは別に、ドアの開閉音を改善するべく、前後ドアパネル内側に制振材を装着してもらったこともあった。

次ページは : ■とある時から思い始めた考え「初期型オーナーは開発ドライバー」である!

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