2024年2月21日、フォルクスワーゲンジャパンが発表した2024年の事業計画によると、2024年は4車種の導入を予定しており、2024年後半には次世代ワーゲンバス「ID.BUZZ」のプレセールス活動も開始されるという。更には、ドイツ・ミュンヘンで開催されたIAAモビリティショー2023でお披露目された「ID.GTI」も見どころだ。
※本稿は2024年3月のものです
文/ベストカー編集部、写真/フォルクスワーゲン
初出:『ベストカー』2024年4月26日号
■日本上陸確実! VW渾身の注目BEV
フォルクスワーゲンジャパンは2月21日に、2023年の業績と2024年の事業計画を発表。そこで、2024年に4車種を導入し、「ID.BUZZ」のプレセールス活動も年の後半に開始する予定だと明かした。
ID.BUZZは、次代にワーゲンバスの血統を継承するBEVで、往年のモデルの雰囲気を受け継ぎつつも、最新のVWデザイン哲学が盛り込まれている。
2023年3月の国内導入発表会の際に明かされた予想価格は900万円。その時からレートが上がっているため、1000万円を超える可能性がありそうだ。
欧州ではカーゴ(荷物を運ぶ商用車)がメインだが、日本ではトランスポーター(人を運ぶ乗用車)がメインとなる。5人乗りだけでなく、7人乗りもあるので、日本のニーズにはマッチしそうだ。アイコン的存在としてVWも力を入れているモデルなので、発売開始を待ってもらいたい。
■BEVでもGTIの走りを味わえる
さて、VWで注目なのが、同じく事業計画で発表されたモデル「ID.GTI」だ。
その姿は、ドイツ・ミュンヘンで開催されたIAAモビリティショー2023で明かされているのだが、その名からわかるとおり、「GTIのDNAをe-モビリティの時代へと移植したモデル」となっている。
フォルクスワーゲンにとって重要なアイコンといえるGTI。BEVにもホットハッチを投入したいというVWの狙いがあるのだ。ID.シリーズは基本、リアモーターの後輪駆動だが、ID.GTIはフロントにモーターを搭載すると明かしている。GTIの名に恥じない走りのモデルになることを期待したい。
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