■これがないと商用に見えたりして……「ミニバンのエアロパーツ」
ウィッシュのような背の低いミニバンは、外観がスマートな感じだが、セレナやノア/ヴォクシーなど、背の高いミニバンはパッと見て商用車風に見えたりすることも(ありますよね!)。
ノーマル状態でアルミホイールもなしだと、いかにも実用車。そこでエアロパーツとアルミホイールを装着すると、見栄えは一変するから不思議。
ワルっぽい印象ではあるが、生活感の漂うおとなしいファミリーカーの雰囲気は払拭される。なので、ミニバンにとってエアロパーツは、なくなったら困るものといっていい。
なかでもセレナのハイウェイスター、ヴォクシーのZS煌IIIなどは人気が高く、一番の売れ筋グレード。少々お値段は高くなるがミニバンにはエアロパーツは不可欠だ。
【画像ギャラリー】ハイブリッドモデルに燃費競争……クルマ界、なくなったら正直困るもの8選(8枚)画像ギャラリー■ゼロになったら困る「マニュアルトランスミッション」
MTミッション。設定車が減るいっぽうだが、「なくなる=ゼロになる」と想像したら、そりゃ困る! 走行状態とエンジンの性格を考えて、ドライバーが適切な回転数とギヤを選んでクルマを走らせる。それこそがMTの快感。
ヒール&トゥとダブルクラッチで回転を正確に合わせてシフトダウンすれば、実に滑らかに減速できて運転する喜びを実感。その操作感がなくなるのはクルマ界の大きな痛手だ。
またMTで教習を受ければ、エンジンの持つ力が恐ろしいほど強いことや、エンジン回転と車速の関係などもわかる。若い方には、ぜひMT教習を!
【画像ギャラリー】ハイブリッドモデルに燃費競争……クルマ界、なくなったら正直困るもの8選(8枚)画像ギャラリー■自動車メーカー、なくなったら困る意外な部署
もちろんどの部署も大切だと思うけど、質問にお答えいただいたのがホンダ。
「製作所の“設備管理BL(通称:設管)”ですね。普段は問題なく動いている工作機械たちに異常が発生した時、速やかに原因を究明し、生産ライン停止の時間を最小限に抑えてくれる部署です。生産遅れを少しでもなくすようにしてくれる、いわば縁の下の力持ち。
普段はぷらぷら歩いているように見えるが(笑)、異常が発生したら飛んできます。まさにスーパーマンのように。もし、この部署がなくなったらクルマは作れず、品質は安定しない。大変重要な部署ですよ!」
スーパーな人の集まりですな。
【画像ギャラリー】ハイブリッドモデルに燃費競争……クルマ界、なくなったら正直困るもの8選(8枚)画像ギャラリー■買う側としてはなくなってほしくない「残価設定ローン」
契約時に3~5年後の残価を設定し、残価を除いた金額ぶんを分割で返済する残価設定ローン。契約期間を終えても車両は自分の所有にならないが、月々の返済額を安く抑えられるコレは買うほうにも、売るほうにも「なくなると困るもの」といえるだろう。
日本車はレクサスを除いて残価保証型だから、契約終了時に不人気車になっても、再査定で残価を減らされて精算が発生する心配はない(走行距離などの制限はある)。こんな部分もメリットといえ、残価設定ローンは受け入れられているのだろう。
ちなみに、3年後の残価は一般的には新車価格の40~45%だが、ジューク、アクア、N-ONEなどは約50%。これらのように適度に個性があり、数年後の流通価値が高いと予想される車種が有利だ。
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