懐かしいものから主流になったモノまで クルマ界、なくなったら正直困るもの8選【10年前の再録記事プレイバック】

■なくなったら困るもの「小さなことだけど大事です」編

・バックフォグランプ…欧州車にはVWポロのような低価格車でもリアフォグランプが付いている。それは86などの日本車にも用意され、ディーラーオプションで選ぶことも可能。ただむやみに点灯すると後続車を眩惑させる。濃霧の時を除くと通常は使う機会があまりないのが実状。

86のリアフォグ。夜間にバックする時はけっこう使える
86のリアフォグ。夜間にバックする時はけっこう使える

 しかし夜間に車庫入れをする時などは便利。意外と明るいので、後退灯と併用すれば、クルマの後方がよく見える。濃霧時に使うものだが、意外な使い道があるもんだ。

・視野に入るボンネット…狭い道を曲がる時や車庫入れ、縦列駐車などの時、ボンネットが見えると運転がしやすいもの。運転に慣れてない女性は特にそう感じるはず。ボディの先端や車幅がわかりやすく、目安になるからだ。

 でも、最近はボンネットが見えるクルマが激減。構造上背の高い車種が増え、ボンネットが前方に向けて傾いているからだ。特にコンパクトカーではボンネットが見えないクルマばかり。意外にもカローラアクシオも見えない。逆にレガシィ、クラウン、86、軽自動車ではラパンなどが視野に入る。小さいことだが「視野に入るボンネット」、なくなったら困るといえそう。

・ドアに連動した室内灯…意外に便利なのが、ドアの開閉に連動して点灯する室内灯だ。本来の目的は夜間の乗り降りを容易にするためだが、それだけではない。ルームミラーの手前に室内灯が装着されたクルマであれば、半ドアになっている時、室内灯が点灯を続けているから即座に半ドア状態とわかる。メーター内部に警告灯のある車種も増えたが、室内灯のほうがすぐ視野に入るので便利。なくなったら意外と不便さを感じるに違いない。

ドアの開閉に連動して点灯する室内。室内を照らすより半ドア警告灯的な役割もあり
ドアの開閉に連動して点灯する室内。室内を照らすより半ドア警告灯的な役割もあり

(写真、内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)

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