■イルムシャーやハンドリング・バイ・ロータスも懐かしい
2代目ジェミニはドイツのチューニングブランドである「イルムシャー」やイギリスのスポーツカーメーカー「ロータス」が手がけた「ZZハンドリング・バイ・ロータス」をラインアップするなど走りに磨きを掛けたモデルも販売された。
1989年に2度目のマイナーチェンジを行い、外観が変更された。モデルラインナップも豊富で、イルムシャーやZZハンドリング・バイ・ロータスといったスポーティモデルをはじめ、キャンバストップを採用するC/Cユーロルーフなど個性的なグレードを用意していた。
そして1990年3月にフルモデルチェンジを行い、3代目ジェミニへとスイッチした。1992年10月期決算においても再び大幅な経常赤字を記録したことによって、いすゞは資金回収の目処が立たない乗用車生産から撤退し、ジェミニの自社生産も1993年7月限りで終了となった。
当時のイルムシャー、ハンドリング・バイ・ロータスとともに、人気が高く、特にハンドリング・バイ・ロータスはRECAROシートとセンスのいいインテリア、ほどよい固さのスポーティな足回りですばらしくよかった。
現在中古車市場に流通しているのはたった2台。1台は4ドアの5速MTのディーゼルターボ車で69万9000円、もう1台はハンドリング・バイ・ロータス、5速MT車で285万円。つい10数年前は100万円以下だったことを記憶しているが、300万円にまで届きそうなところにいるとは驚きだ。
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