■ワイルドな見た目から想像できない乗り心地のよさに萌える「スバルクロストレック」
一見するとステーションワゴンのように見えるが、200mmという最低地上高とストロークを延長したサスペンションによって都会からアウトドアシーンまで幅広く活用できる多用途性を実現したクロスオーバーSUVのクロストレック。
「これがデートカーなの?」と思う人もいるだろうが、クロストレックもまたインテリアの充実度と乗り心地のよさからデートカーとしての素質は充分だ。
マルチマテリアルの多層構造を採用したインパネはシンプルでありながらも各素材の風合いを活かした表情豊かなもので、センターコンソールも上面の位置を高くすることで包まれ感と上質感を表現するとともに工夫を凝らした収納を充実させることで使い勝手のよさも追求されている。
ゆとりある室内空間はあらゆる体格のドライバーが最適なドライビングポジションを取れるだけでなく、長距離ドライブでも乗る人すべてが疲れにくく、ゆとりある移動時間を提供してくれるが、それ以上にクロストレックの見どころとなるのが動的質感の向上だ。
例えば、骨盤を支えるシート構造は大学医学部との共同研究による医学的知見を取り入れたもので、仙骨を押さえることで車体の揺れが頭部へ伝わることを防止して快適な乗り心地を実現。
シートと車体の固定構造も従来型のブラケットを介した方法から、シートレールを直接車体に固定する方法に変更して取り付け部の剛性と振動収束性を向上。要するに、シートそのものの揺れを抑えることで、さらなる快適な乗り心地も実現しているのだ。
一方、軽快かつ精悍なイメージのフロントマスクや頼もしさと躍動感を両立するべく拡大されたクラッディングエリアは男心をくすぐるディテールだが、そのワイルドな見た目からはかけ離れた乗り心地のよさにカノジョも思わずギャップ萌え!?
■もうオジサン車とは言わせない! 覚醒した「トヨタカローラ」にカノジョもうっとり!?
冒頭で紹介した「Z世代とX世代のクルマ・ドライブに関する意識・実態調査2024」において、全世代で人気が高かったのが絶滅の危機に瀕するセダン。
高級車であれば国産車・輸入車を問わず選択肢は広いが、一般庶民が買える比較的安価なセダンは全滅か……と思いきや、あるじゃないかカローラが!
カローラといえば、オールドファンにとっては“オジサン車”というイメージが強いかもしれないが、それは今となっては昔のこと。
2019年9月に行われたフルモデルチェンジによって、オジサン臭ゼロの低重心でスポーティなスタイリング・高い静粛性も実現した上質な乗り心地・クルマ本来の走る喜びを追求した走行性能という3拍子揃った万能選手に一変した。
まず注目したいのは、そのイケメンぶり。大型台形のロワグリルフレームとメッシュグリルが力強さとスポーティさを表現したフロントフェイスは端正ったらありゃしない。
加えて、前後のホイールフレアが張り出したダイナミックな造形によってワイドなスタンスを強調したフォルムを見ても、かつてオジサン車と揶揄された面影などは微塵もない。
インテリアもトヨタ車ならではの高級感に溢れていて、かつ部品の合わせや形状・質感の統一感などの感性品質にこだわることで上質感を演出。
上位グレードのW×Bでは合成皮革+レザテックのスポーティシートをはじめ、シートヒーター、ナノイーX、エアクリーンモニター、12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイといった快適ドライブを楽しむには十分な装備も採用されている。
2024年4月には、少々値は張るものの高い操縦安定性と上質な乗り心地を高次元で両立した特別仕様車の“アクティブスポーツ”も登場。見た目や走行性能にもこだわりたい人にはうってつけの1台になりそうだ。
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