超絶進化した新型フリードは絶賛予約受付中だが、なかには「予算的にキツい…」など価格アップについて懸念しているユーザーも少なからず存在している。質感も機能も大幅アップしたから致し方ないのだが、正直気持ちはわかる。でもじつは未だ在庫販売ながら現行モデルを新車でゲットできるのだ。熟成された現行モデルも結構アリっすよ!!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
■現行フリードが未だ健闘中!? ファミリー層意外と旧型でも気にならず!?!?
5月上旬に新型モデルの情報が先行公開され、6月に発売が予定されているとアナウンスされたホンダ 新型フリード。ミニステップワゴンのようなエアー(AIR)と、現行型でも人気を集めているクロスターが用意されることが発表され、さぞかし話題を集めていることだろうとディーラーに足を運んでみると、意外にも現行型が売れているというのだ!!!!!
ディーラースタッフに話を聞いてみると、確かに新型フリードの注目度は高く、すでに予約商談を進めている人も多いとのこと。ただ新型フリードはスタート価格が250万円からとも言われており、現行型から比べると20万円近く価格がアップしてしまうのだ。
もちろんそれに合わせて装備や性能などは確実に進化しているため、費用対効果は決して低くなく、むやみやたらに値上げしているというワケではないのだが、フリードの購入を検討するメインの層はファミリー層というのが大きく影響しているという。
■新型フリード価格アップならば現行じゃない!? しかも大幅値引き期待大!?!?
ファミリーカーを購入しようとしている層にとってはなにも最新型である必要はなく(そこにこだわるユーザーももちろん存在するが)、最新のコネクティッドサービスや先進安全装備でなくても、現行型の性能で十分と考えるユーザーも少なくない。
そして何より現行型に関してはディーラーが在庫を抱えているケースも少なくなく、そういった車両であれば大幅値引きも期待できる。そうなるともともとあった価格差はより大きくなり、新型の商談をするつもりで来店したユーザーも価格差をみて現行型に鞍替えする場合が珍しくないということなのだ。
この現象は実はN-BOXが新型となったときもあったようで、その時も新型を検討していたユーザーが値引き込みの総額を見て、在庫の従来型を契約していったというケースが少なくなかったとか。
趣味性の高いクルマであったり、憧れのクルマということであれば少々高くても希望するモデル一択! となることがほとんどだが、ファミリーカーとなるとコストパフォーマンスが重要なウエイトを占めるため、こういった事態になるというワケだ。
そしてもちろんモデル末期とはいえ、ファミリーカーとして使用するには十分な実力を持ったフリードという存在があるという点も忘れてはならないポイントと言えるだろう。
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